【KSW34】ソウィンスキが寝技でもシウバを攻めて、3-0判定勝ちで王座防衛
<KSWフェザー級選手権試合/5分3R>
アルトゥル・ソウィンスキ(ポーランド)
Def.3-0
ファビアーノ・ジャカレジーニョ・シウバ(ブラジル)
頭一つ身長差がある両者。リーチの差もそれだけあり、ソウィンスキが左ジャブを伸ばす。そのジャブに行く手を阻まれるシウバはワンツーを受け、前蹴りに入れられながら組みへ。離れたソウィンスキが左ジャブから近距離ではアッパーと序盤をリードする。左のパンチを受け続けるシウバは、カカト落としに組みつくとシングルでケージに押し込む。ハイクロッチからテイクダウンに成功したシウバに対し、ソウィンスキの三角絞め。
頭を抜かれ担がれそうになると、ソウィンスキはヒザ十字から内ヒールへ。リストを取って防ぎ、顔面にパンチを入れたシウバが立ち上がる。50/50ガードの形となったソウィンスキは外掛けヒールから立ち上がってバックに回りこむ。後方へテイクダウンからパンチを入れると、シウバのキムラクラッチにもバックに回って両足をフック。ここで初回が終わった。
2R、再び左ジャブを入れて右ストレート。蹴りも織り交ぜたソウィンスキは、シウバのテイクダウン狙いを切ってヒザ蹴り、ギロチンから離れて立ち上がり際に蹴りを狙う。シウバは左ミドルをキャッチしてテイクダウン。ソウィンスキがクローズドガードからエルボー、細かいパンチを繰り出す。ガードが割れないソウザはガードの中から効果的な攻撃を見せることができない。ブラジル人ファイターをガードでコントロールするソウィンスキだが、KSWの裁定基準ではこの攻防はどのように判断されるのか。
3R、サウスポーに構えたソウィンスキは右のリードジャブからアッパー、左ストレート&左アッパーを打ち込むソウィンスキ。ヒザ蹴りを受け、パンチを被弾しながら組みついたシウバはシングルレッグも、このまま固まりブレイクが掛かる。オーソに戻し、左ジャブを入れダブルレッグに出たソウィンスキは、スプロールされても逆にがぶりから首相撲、離れて正座状態のシウバにパンチを入れる。
シウバが立ち上がると、ソウィンスキは前に出てくるシウバと足を止めての打ち合いに。シウバも粘りを見せてパンチを伸ばすが、回り始めたソウィンスキを捉えることができずタイムアップに。ソウィンスキが3-0の判定勝ちで王座防衛に成功した。