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【KSW43】フェザー級戦線異変有り、フランスのパルナスが元王者ソウィンスキ―を完封

<67.6キロ契約/5分3R>
サラディーヌ・パルナス(フランス)
Def.3-0
アルトゥル・ソウィンスキ(ポーランド)

左リードフックを伸ばすソウィンスキ、パルナスはケージに前を移動する。組んでケージにパルナスを押し込んだソウィンスキだが、逆にテイクダウンを奪われる。パウンドを落として間合い取り直したパルナスに続き、ソウィンスキがスタンドへ戻る。ケージ中央を取ったサウスポーのパルナスが、切れのる左ハイから左ストレートを伸ばす。

ソウィンスキのパンチに左を合わせたパルナスは、プレッシャーを強め左ミドル、さらにスイッチキックを繰り出す。自らの蹴りでバランスを崩したパルナスは、立ち上がると同時にダブルレッグでテイクダウンを奪い、ローを蹴り初回の終了を迎えた。

2R、ソウィンスキが右ローから左フックで距離を詰めるも、パルナスは右フックを返して左ハイを狙う。ソウィンスキは組んで、ここはテイクダウンに成功したが、パルナスは苦も無くスイープ狙いからスクランブルで立ち上がる。左ミドル、左フックで前に出るパルナスは左ストレート、左ハイと攻勢を続ける。

左だけでなく右フックからのコンビネーションを決めたパルナスが、しなやかな動きでソウィンスキの攻撃をかわしつつ、自らの打撃だけ入れていく。攻めようとすると、攻撃されるソウィンスキはどんどん攻撃が大きくなる。パルナスのプレッシャーの網にはまったように次第に手が出なくなったソウィンスキはケージを背にしたままラウンドを終えた。

最終回、ソウィンスキのスピニングバックフィストを避けたパルナス。続く左を被弾して組みつかれたが、ボディロック&小外掛けでテイクダウンを奪う。シングルバタフライのソウィンスキに上手く乗り、離れると立ち上がってロー、飛び込んで左を打ち込んだパルナス。

さらにソウィンスキの立ち上がり際、立ち上がってからも左を中心にパンチをヒットさせる。パルナスは攻めすぎることなく、試合をコントロールし素早い後ろ回し蹴りまで披露。最後の30秒でソウィンスキがフックを振り回して前に出ると、パルナスはここも組んでテイクダウンし、小走りするような素振を見せてタイムアップに。

体重超過の元フェザー級王者を寄せ付けなかったパルナスが、3-0の判定勝ち。KSWフェザー級戦線に新たなタイトルコンテンダーが誕生した。


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