【KSW58】トーレスの上腕が側頭部をかすめてKO!! こんなことが起こるのか、パルナスがまさかの王座陥落
<KSWフェザー級選手権試合/5分5R>
ダニエル・トーレス(ブラジル)
Def.1R1分49秒by KO
サラディーヌ・パルナス(フランス)
サウスポーの王者に対し、まずトーレスが右ミドルを入れる。パルナスは左ハイを繰り出し、左ミドルを入れる。鋭い左の蹴りを続ける王者は、トーレスの左手を制してワンツーを見せる。その左を振るって前に出たトーレス、一瞬の組みから離れたパルナスは右から左を狙ったところで、トーレスの右フックが──拳でなく上腕がテンプルの辺りをかすめる。このチップのような当たりで脳が揺れたか、チャンピオンがヒザから崩れマットに両手をつく。
そして亀の状態で顔をマットにつけたパルナスを見て、レフェリーが試合をストップ。思いもしないKO劇、非UFCファイター欧州最強と見られたパルナスは周囲も本人も唖然とする王座陥落となった。
新王者トーレスはインタビュアーに欧州全土にショックを与えたねと言われ「そうだろうね」と笑みを浮かべると、「ジム、家族のことを想うと凄く感傷的になる」と言葉静かに語った。