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【PFL2023#01】ダニエル・トーレス、コレといった攻撃を見せることなくフローレスに判定負け

<フェザー級/5分3R>
アレハンドロ・フローレス(メキシコ)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
ダニエル・トーレス(オーストリア)

肩を開き気味の構えのトーレスと半身のフローレス。思い切りトーレスが右フックを空振りする。スイッチを見せるフローレスが、近距離でヒザを狙う。フローレスのローが急所に入り、トーレスが憮然とした表情を見せて試合が中断。再開後、左リードフックをフローレスが当て、前に出てきたトーレスに組みついてケージに押し込む。スタンプ、肩パンチのフローレスがヒザを繰り出すが、左腕を差したトーレスが体を入れ替える。小外掛けを切り返され、下になったトーレスがガードを一瞬取るが即スタンドへ。

フローレスは左ボディから右ローを蹴り、ケージ際でクリンチの攻防に。ポジションを入れ替えながら、細かいヒザを両者が見せる。フローレスが押し込む状態が続き、最後はケージ中央で胸を合わせた状態から、シングルレッグでテイクダウンを決めた。

2R、前に出るトーレスが、回るフローレスに左を当てる。フローレスはローを蹴り、トーレスが組んで両ワキを差す。ヒザを顔面に突き上げたトーレス、試合はここからケージクリンチに。押し返したフローレスが離れ、左ロー。チェックしたトーレスは右を当てる。テイクダウンに切り替えたフローレスは、打撃の間合いに戻ると左の空振りで姿勢を乱す。

フローレスは左ハイでもバランスを崩すが、トーレスも思うように攻めることができない。互いがアンカンファブルな状態で攻撃を見せるという展開が続き、トーレスがテイクダウンを決める。クローズドからニーシールドのフローレスに対し、トーレスは立ち上がりなぜかスピニング。ここにフローレスの蹴り上げが急所に入り、レフェリーが試合を中断。再開と同時にフローレスが飛び込んでサイドキックも、届かず時間となった。

最終回、フローレスが左ローから右フック、サイドキックを放つ。トーレスはステップインして右、左フックへ。スイッチして左ミドルを蹴ったフローレスだが、ここから間合いを測る状況に。トーレスがケージに押し込み、体を入れ替えられてから押し返す。離れた両者、フローレスのスピニングバックフィストに左フックをトーレスが合わせる。

トーレスは右ロー、フローレスが左ボディショット。トーレスの右の大振りに、右のカウンターを入れたフローレスがダブルレッグを選択する。倒せず、打撃の間合い戻ってからもフローレスがシングルレッグへ。トーレスはギロチンも、セットしきれず胸を合わせクリンチに。大内刈りを失敗したトーレスは、左の相打ちからフローレスのダブルレッグでバックに回られそうになり背中をマットにつけてタイムアップを迎えた。

事前のインタビューでフローレスのことを「見るべきものがない」と言い切ったトーレスだが、これといった攻撃を見せることなく15分を戦い終え判定負けを喫した。


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