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【PXC38】計量を終えた矢地祐介、「南国情緒がフィットしてます」

Yusuke Yachi

【写真】計量をパスすると、思い切りポーズを取った矢地祐介(C)MMAPLANET

9日(金・現地時間)、UOGフィールドハウスで開催されるPXC38で、トビー・ミセッチと対戦する矢地祐介。本来は5月のフィリピン大会でフェザー級王座決定トーナメントに出場予定だったが、負傷欠場で今大会プレリミからPXCでのキャリアをスタートさせる。

現地の事情を踏まえてプレリミ出場も、関係者の期待は高い矢地。公開計量も終え、試合まであと1日となった現在の心境を訊いた。

――計量を終えて、今の気分は?

「異国の地だったんで、色々と不安もあったんですが、無事に計量をクリアできて良かったです」

――144ポンドと告げられても、『何を言っているの』とでもいうような顔をして、一瞬置いてからガッツポーズでした。

「『アレッ、もういいのかなぁ?』って思って。OKとかパスとか言ってくれればいいのにって……(苦笑)」

――トビー・ミセッチは大きなタオルが用意されていましたが、問題なくパスしていましたね。

「パンツも履いたままでしたよね。なんなんだろうな」

――実際、顔を合わせてみて、何か思うところはありましたか。

「特にないッスけど、舐めずに相手のことをリスペクトして試合をしたいと思います」

――ところでグアムには2日前に入ったのですが、何か勝手が違って戸惑うことはなかったですか。

「いや、色んな人が助けてくれるので、何不自由なくやってこれました。着いたばっかの時は、飯をどうしようとか色々と不安だったんですけど、とりあえずは問題なくできて良かったです。日本で試合をする時よりも、この南国の雰囲気でよりリラックスしていました(笑)」

――スケジュールが押すことは多いですね。

「それはもう、自分がまぁまぁルーズな方なんで。基本、時間が遅れることなんかは、気にならないです。こっちはもうそうだろうと思っていたし、逆にフィットしたかなって(笑)」

――なるほど(笑)。ホテルにはマットスペースなどは?

「いや、そういうようなモノはなかったです。まぁ、今日の夜とかストレッチするぐらいで、いつも動きの確認は当日、するような感じなんです。それまではリラックスして、当日にって。5日前とかに不安になって、確認しても、また試合当日に同じことをするだけじゃないですか。疲れを取るなら動かないで、試合当日に動いて感覚を取り戻します。

そんなところですかね……(笑)。ルーティンじゃないですけど、自分のやり方を通しています。今回も良い感じで最後の数日を送ることができました」

――計量も問題なしで、準備は整った感じですね。

「今回はコッチだったし、あんまり水抜きをしないでおこうと、早目に落していたんです。汗の方はサウナが近くにあるとか、そういう話でしたけど、自分は最後は半身浴で落すつもりだったので、お湯が出ればそれで十分でした。それもいつも通りです」

――いつも通りといえば、セコンドには田村一聖選手や朴光哲選手がいないです。

「もちろん、いてくれた方が心強いですけど、いないから試合中に『どうしよう』って不安になることは、全くないです。恭司はもう、凄くテクニックも持っているので、信頼しています。

コッチに来ても、プロモーターが用意してくれたレンタカーを平気で運転していますし、凄いですよ。マジで。その辺は尊敬しますね」

――凄くリラックスできているようなので明日、集中力が高まり、良い試合になること期待しています。

「ありがとうございます。頑張ります」

■PXC38対戦カード

<バンタム級/5分3R>
カイル・アグオン(グアム/米国)
ラッセル・ドゥワン(ハワイ/米国)

<女子ストロー級/5分3R>
富松恵美(日本)
ケイリン・カーラン(ハワイ/米国)

<ウェルター級/5分3R>
ジョシュ・カルボ(グアム/米国)
アンソニー・トレス(ハワイ/米国)

<ライト級/5分3R>
フランク・カマチョ(北マリアナ諸島/米国)
松本光史(日本)

<フライ級/5分3R>
ランバー・ソムデートM16(タイ)
ロビン・カタラン(フィリピン)

<フェザー級/5分3R>
矢地祐介(日本)
トビー・ミセッチ(ハワイ/米国)

<バンタム級>
トニー・レジェス(グアム/米国)
ショーン・アルバレス(北マリアナ諸島/米国)

<バンタム級/5分3R>
マイキー・タイタノ(グアム/米国)
タイロン・ジョーンズ(グアム/米国)

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