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【UFN81】右目を大きく腫らしたミトリオンをブラウンがマウントパンチで葬る

<ヘビー級/5分3R>
トラヴィス・ブラウン(米国/6位)
Def.3R4分09秒by TKO
マット・ミトリオン(米国/14位)

まずは右ミドルを見せたブラウンに対し、ミトリオンは左フックを放っていく。ミトリオンの右ローに右を合わせようとしたブラウン。両者が間合いを測る展開が続く。右ミドルを放つブラウンは、基本カウンター狙いか。右ハイもミトリオンを誘っているように思われる。その右ハイを続け、ミトリオンの前進にヒザ蹴りを入れたブラウンだが、続く前進で右フックを被弾する。さらに自分が前に出た時に左フックを受けてバランスを崩したブラウンは、すぐに立ち上がるが受け身の展開が目立つ。カウンターの左フックもダッキングでかわされたブラウンの攻撃は、蹴りは当たるもののパンチは届かない。終了間際にブラウンのアイポークがあってミトリオンはブレイクを要求。すぐに戦う意志を見せ、再開後に初回が即終了した。

2R、ワンツーで前に出たミトリオン。積極的な姿勢を見せると、左フックを打ち込む。直後のパンチの交錯で右目を再び抑えたミトリオン。レフェリーは試合を止めないが、ミトリオンは右目を閉じたまま戦う。ここでレフェリーがブレイクを要求し、再びドクターチェックが入る。親指が右目に入り、さすがに戦意に影響が出そうなミトリオンだが試合再開に応じる。飛び込んだミトリオンに右ミドルを放つブラウンは続いてヒザ蹴りをボディに蹴り込む。ミトリオンは飛び込みながら右ストレートをヒットさせる。

左も入れたミトリオンは、組まれると足を払われサイドポジションを取られる。ブラウンはアメリカーナを仕掛けるも、身体を反転させたミトリオンが亀の態勢に。ダースを狙いつつバックに回ったブラウンは、結局攻撃らしい攻撃を見せることなくスタンドに戻る。ブラウンはここで首相撲がヒザ蹴りを入れ攻勢に。もう一度ヒザ蹴りをボディに決めたブラウンは、終了間際にもミトリオンの前進に右ヒザを合わせた。

最終回、スイッチから右ミドルを見せたブラウン。左ジャブを伸ばすが、逆にミトリオンの左ストレートを顔面に受ける。ブラウンは右を返す。この頃になるとミトリオンの右目の上が大きく腫れあがってくる。首相撲からボディロックに出たブラウンはバックに回り、後方にミトリオンを投げるとマウントを奪取。

パンチを連打されたミトリオンはアゴを打ち抜かれ、顔を背ける。ブラウンはエルボーを思い切り入れ、パウンドの連打に。背中を向けそうになったミトリオンを見て、レフェリーが試合を止めた。この時にはミトリオンの右目はゴルフボールぐらいの大きさに腫れあがっていた。

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