【REAL03】新天地で挑むトーナメント、岡野裕城<02>「情報がない外国人選手と戦えワクワクする」
【写真】自身でも認めるベスト体重に近い階級でどのようなパフォーマンスを未知のペデルゾリを相手に見せることができるか (C)GONGKAKUTOGI
5日(土)に横浜市中区横浜文化体育館で開催されるREAL03。同大会の優勝賞金200万を賭けたスーパーライト級(74.2キロ以下)トーナメントに出場する岡野裕城インタビュー後編。
イタリアのカルロ・ペデルソリと対戦する岡野がトーナメント参戦を前に意気込みを語った。
スーパーライトという岡野にとってのベストウエイトでの試合、そして希望する外国人との対戦など、REALに新たな可能性を求める岡野に話を訊いた。
<岡野裕城インタビューPart.01はコチラから>
――そういう意味では今年からライト級に落として、北岡選手にこそ敗れはしたものの、江藤公洋選手と中村大介選手には勝利していて、いい手応えもあるのではないですか。
「それはありますね。ライト級ではある程度、自分のやりたいことが出来ると思いました」
――そして北岡戦から約4カ月、今回のREAL参戦が決まりました。どういった経緯で参戦が決まったかを教えていただけますか。
「タイトルマッチでベルトが獲れなかったあと、もし北岡選手がずっとチャンピオンのままだったら、すぐに自分にチャンスが巡ってくることはないと思ったんですね。タイトル挑戦までどのくらいかかるか分からないし、ただ漠然と試合をするのも違うだろう、と。それに単純に直近の試合で負けているから、戦う場所を選べる立場でもないじゃないですか。
そこでいくつかオファーがある中で、REALからトーナメントのオファーがありました。トーナメントを勝ち進めば3試合戦うことになるし、優勝すればベルトも手に入る。ここでベルトを巻けば、色んな可能性にもつながるし、今の自分にとっては大きなチャンスだと思ってオファーを受けました」
――岡野選手の場合はずっとDEEPで試合が続いていたので、新しい刺激が欲しい部分もあったのですね。
「そうかもしれないです。REALは規模の大きな大会で、外国人選手もたくさん出ているじゃないですか。実際にトーナメントには外国人選手も出ているし、外国人選手と戦うチャンスがあるというのも参戦を決めた理由の一つです」
――トーナメントはスーパーライト級(74.2キロ以下)という階級設定ですが、岡野選手にとってこの階級はいかがですか。
「自分としてはかなり動ける階級だと思いますね。ウェルターだと体が重すぎるし、ライトまでいくと100%力が出ない。ウェルターから少し落としたくらいの体重が一番動けるんですよ。本当の理想はPRIDE武士道でやっていた73キロがベストなんですけど(笑)、スーパーライトは今まで以上にいい動きが出来ると思います」
――対戦相手のペデルソリにはどのような印象がありますか。
「少し映像を見ました。サウスポーで背が大きくてパンチを振り回している感じですかね。でもあまり相手のことは意識しないで、サウスポーと背が高いことだけ頭に入れて練習を続けています」
――まずはREALのトーナメントが目の前の目標だと思うのですが、これからのファイターとしての展望を聞かせてもらえますか。
「自分には海外で戦うという目標があって、REALは日本でやる大会ですけど情報がない外国人選手と戦えるという部分でワクワクしています。なので、こういう試合を続けていきたいですね」
■REAL03対戦決定カードと出場選手
<REALウェルター級選手権試合>
マルキーニョス・ソウザ(ブラジル)
藤井章太(日本)
<フェザー級>
飯嶋貴幸(日本)
アムリジリガラ(中国)
<スーパーライト級T1回戦>
ホベルト・サトシ・ソウザ(ブラジル)
上山龍紀(日本)
<スーパーライト級T1回戦>
マーチン・ピオンケ(ポーランド)
星野大介(日本)
<スーパーライト級T1回戦>
金子優太(日本)
ZUZU(北マリアナ諸島)
<スーパーライト級T1回戦>
カルロ・ペデルソリ(イタリア)
岡野裕城(日本)
<ヘビー級T1回戦>
桜木裕司(日本)
ユン・ガンチョル(韓国)
<ヘビー級T1回戦>
ジャック・ゴジラ・チェジェンスキー(ポーランド)
ルイス・サントス・アバター(ブラジル)
<ヘビー級T1回戦>
クリスチャン・コロンボ(デンマーク)
トム・ササキ(ブラジル)
<ヘビー級T1回戦>
アミル・アリアックバリ(イラン)
ラドゥ・スピンゲル(米国)
<ヘビー級>
川口雄介(日本)
カク・ヨンザブ(韓国)