Overlooked【Pancrase333】最終Rの左フック＆コントロールでダメ押し。松岡が岡野にフルマークで完勝

2023.04.30

【写真】松岡は最終回に、ケージレスリングで岡野をコントロールしきり勝利を絶対のモノとした (C)MMAPLANET

イベントスケジュールが重なったわけではないが、速報で追い切れなかった試合をお伝えする──帳尻合わせ試合レポート。

ここでは4月30日（日）に、東京都立川市の立川ガーデンプレイスで開催されたパンクラス333から、松岡嵩志✖岡野裕城戦の模様をお届けしたい。

＜ライト級／5分3R＞
松岡嵩志（日本）
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
岡野裕城（日本）

左ジャブを伸ばす岡野に対して、松岡が右カーフを続ける。岡野がジャブをクリーンヒットさせ、そのまま左腕を伸ばす。岡野のジャブ、松岡のカーフという距離のまま試合が続く。ワンツーから右カーフとリズムを変えた松岡の前進から、試合はケージ際のクリンチに移る。岡野が押し込む状態でアクションが掛かり、ブレイク。

ケージ中央で再開となり、岡野のジャブに対し、松岡は左フックを振るう。岡野の右前蹴りをキャッチした松岡が、後方から右ハイを蹴る。たまらず距離を取り直した岡野との距離を詰めた松岡だが、ここでもジャブを被弾してしまう。松岡も右を伸ばし右カーフを蹴るが、残り15秒から岡野がジャブを続けだが、ジャッジは3人揃って最終局面に打撃の圧で下がらせた松岡のラウンドとした。

2R、初回より距離が狭くなり松岡が右を見せ、ヒザを突き上げる。ジャブを当ててもラウンドを失った岡野は、シングルレッグを仕掛ける、尻もちをつかせる。ヒザ立ちの松岡が細かいパンチを見せ、背中を与えることなく立ち上がった。岡野のシングルに、松岡はスイッチからハイクロッチ&リフトでテイクダウン狙い、バックを取りに掛かる。片足へのクラッチを切られたバックを譲った岡野が、向き合って体を入れ替える。

ケージを背負った松岡が、再びスイッチで体を入れ替えて岡野を金網に押し込んでいく。レベルチェンジ、ダブルから足首をとった松岡がバックを伺う。頭をケージ押し込んで耐える岡野が正対し、即シングルへ。側頭部にエルボーを打ちつけて耐える松岡のスイッチ、岡野も反応してヒジを当てて離れると、右をヒット──も、この回も松岡が10－9を3票揃えた。