【Metamoris】初の女子戦ニコリーニ×ダーンもドローに
【写真】終盤はマッケンジーが、ミシェルを押していた。ジャッジの判定があるのは、ポイントがあるのと同じではないかという意見も――、ある意味納得(C)DAVE MANDEL
<20分1R>
ミシェル・ニコリーニ(ブラジル)
Draw
マッケンジー・ダーン(ブラジル)
引き込んだマッケンジーが、いきなりアンクルロックへ。ミシェルがロールして逃れる。マット際の攻防はフリーズが掛かり、マット中央で再開される。ヒール狙いのミシェルに、マッケンジーが果敢にパスを仕掛ける。ミシェルはバタフライ・ハーフからスイープに成功。ただし、トップをキープする必要はなくシッティングから引き込んでいく。
頭を胸に押し込みパスを狙うマッケンジーだが、ミシェルは袖を掴んでスイープを仕掛ける。返されて足関節を狙う──捨て身技が多く見られるメタモリス。両者シッティングで頭をつけた攻防から、ミシェルが足関節を狙うも、互いに呼吸を整えるかのような静かな攻防が続く。
トップを狙ったマッケンジー、ミシェルはXガードから足関節へ。足をフックして、ヒザより下をグラブする場面が多いミシェル、この辺りもIBJJFの試合では余り見られない攻防か。再びマッケンジーがパスのプレッシャーを強めるが、ミシェルは外掛けで左足を抱えて許さない。乗りすぎたマッケンジーにスイープを仕掛け、アンクルロックを仕掛けたミシェル、爪先を掴んでかなりタイトに捻り上げる。
体を捩じって逃れたマッケンジー、ここで試合は中央へ。マッケンジーは左足のパンツの端を掴んで外掛けを防ぐと、即、袖を掴んで体を反転しながらオモプラッタへ。左腕を引抜いたミシェルが立ち上って、足を捌いてパスを狙う。マッケンジーは三角絞めからリバーサルへ、ミシェルはヒザ十字で逃れる。足を抜き、シッティングの態勢に戻ったマッケンジー、場内は大きな歓声が起こった。
パスを仕掛けるマッケンジーが、ジャンピングガードを狙うも、ミシェルが防ぐ。大きな呼吸をするミシェル、試合は残り5分となり、コンディショニングではマッケンジーが上回るか。引き続き足関狙いのミシェルに、噛みつきパスを仕掛けたマッケンジー。残り時間2分30秒、両者動きが落ちる中、マッケンジーがパスのプレッシャーを掛け、ヒザを深く入れていく。当然、ミシェルがスイープを狙うと、耐えるマッケンジーにヒザ十字へ。
残り1分、左足を伸ばしに掛かったミシェル。マッケンジーはパンツ、袖の順番で掴んで体を起こして足を引抜く。マッケンジーが起き上がり、体を寄せたところでタイムアップに。仕掛けはマッケンジー、ニアサブミッションはミシェル――、ジャッジは再びドローに。