【Pancrase271】殴って蹴って、テイクダウンから抑え。室伏が江泉に快勝
【写真】スタンドと組み、両局面で自分の戦いをいた室伏がパンクラス初陣で文句なしの判定勝ち(C)MMAPLANET
<ストロー級/5分3R>
室伏シンヤ(日本)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
江泉卓哉(日本)
元修斗世界王者の室伏がパンクラス初陣で江泉と対戦。ローを蹴り合い、室生氏は左ジャブから前蹴り、左ミドルを入れる。リーチの差がある両者だが、室伏は前に出て距離を詰めて左ミドルを蹴りこみ、続く飛騨ありジャブで江泉のバランスが崩れる。距離を支配した室伏の左ミドル、左ジャブに対し、江泉が右フックを振るうが弱冠頭が下がり気味だ。ボディ、額と赤くなってきた江泉が、右ストレートを打ち込むとすかさず室ふいも右ストレートをヒットさせる。
首相撲からヒザ蹴りでダウンを奪った室伏は、パウンドで追撃。江泉も腕関節を狙っていったが、外されパンチを受けタイムアップに。初回はジャッジ3者とも室伏のラウンドとした。
2R、スピードで攪乱したい江泉だが室伏は素早いジャブを放つ。江泉の首相撲にバックに回った室伏がスタンドで足をフックに掛かる。やがて自ら着地した室伏、江泉も胸を合わせて離れる。ワンツーで江泉をぐらつかせた室伏が強烈なローから、テイクダウンに移行してトップを奪取する。パスを狙いつつパウンドを入れた室伏に江泉はオモプラッタを仕掛ける。これを防いだ室伏が右側へパス。上四方の室伏、江泉はシザースチョーク。何と室伏もシザースチョークで仕掛けて同体からトップへ。スタンドに戻ってヒザ蹴りを入れた室伏が、このラウンドもジャッジ3者の支持を得た。
最終回、江泉が飛び込んで左フックを放つが、室伏はしっかりと距離を取り右ローを入れる。江泉の左ハイに左ミドルを返した室伏が組んでボディロックからテイクダウン。江泉はオモプラッタに入れず、スクランブルに持ち込んでも再び背中をマットにつかされるなど厳しい状況が続く。試合がスタンドに戻ると、すぐに室伏が組んでバックに回る。
はがした江泉に左を伸ばす室伏。江泉のシングルを即スイッチで切り替えしバックに。江泉も胸を合わしてギロチンも、上四方で頭を抜かれてしまい万事休す。頭を跨いで腕狙いの室伏に江泉は再びシザースチョークから腕を取りに行くが、ここも極めきれずタイムアップに。室伏がフルマークの判定勝ちを手にした。