【PXC37】急遽出場&対戦相手変更にもタクミ「ワクワクしています」
【写真】鋼のボディを持つ日本の鉄人タクミ。初めてのフィリピンでの試合にも非常に落ち着き払っていた(C)MMAPLANET
明日18日(土・同)にフィリピン、マニラのイナレス・スポーツセンターで開始されるPXC37に急遽出場が決定ばかりか、2度も対戦相手が変更した和製鉄人タクミ。
火曜日に現地入りし、初めての土地ながら順調に調整を続け、計量も無事パスした。そんなタクミの話を計量終了直後に聞いた。
――試合前の懸念材料である計量を無事終えました。
「ホッとしています。初めての国でしたし、気候とか食べ物のとか、水も怖いっていうのがあって。何も分からないことだらけで不安だったんですが、サウナに入ると以外とスンナリ落ちました。
普段は70.5キロぐらいから最後に落すんですが、今回はサウナに入る前に68~68.5キロぐらいだったんですぐに落ちました」
――サウナへの往復、練習場所への往復と時間がかかり大変だったとか。
「距離的には大したことないんですけど、凄い渋滞でかなり時間は掛かりましたね。でも、米国のように本当に距離が遠いことと比べると、ボッとしていたら着くわって思っていました」
――タクミ選手はそういう場面で、あまりイライラしないようですね。
「中井(祐樹)さんの弟子なんで(笑)。もう、昔からです。イライラしてもしょうがないんで」
――MMAPLANETで緊急参戦ということで、国内でインタビューさせてもらった時から、さらに対戦相手が変わってしまいました。
「2回変わりましたからね。2週間ほどで3人変わりました(笑)」
――ジョー・ペシーナの印象は?
「ライト級時代の映像しか見ていないんですが、格闘技って相手次第で強くも弱くも見えるじゃないですか。フェザー級に落しても小さく見えまいたし、まぁ感覚としては行けるだろうと思います。
映像ではノースサウスチョークとか意外とテクニカルな技を使っていましたし、テイクダウンも上手いし、気は抜けないです。もちろん、気を抜くつもりはないですし。
レスラーでテイクダウンが想像以上に上手いというのはあるんですが、下になってもすぐに立っていったり、相手の技を不用意に食わないようにしたいです。もちろん、MMAなので下にはなりたくないです。打撃で攻めるか、テイクダウンして上から攻めて、しっかりと勝ちたいです」
――ブンブン振り回すフックは警戒したいです。
「指導を受けている吉鷹さんも言われているんですが、綺麗なボクシングって見えるんですよ。3月に戦った大石幸史選手のように脇を締めててパンチを打ってくる選手は。ペシーナみたいに脇を広げて、ボクシングのセオリーを無視したパンチの方が戦い難いと思う。距離を保っていると見えるので、焦って自分の距離を見失わないようにしたいです。距離を取りつつ、行けるところでいくっていう感じで勝ちたいです」
――かなり落ち着いて見えますね。
「初めて出場するところなんでワクワクしています。緊張の仕方も良い程度ですし。明日が楽しみです」
■PXC37計量結果
※ネイト・ソーレルとレオ・レミジオは時間内にパスせず計量結果は発表されていなかった
<PXCバンタム級選手権試合/5分5R>
クリサント・ピットピットンゲ:135ポンド(61.24キロ)
田中路教:134ポンド(60.78キロ)
<フェザー級王座決定T準決勝/5分3R>
ネイト・ソーレル:
キム・ジャンヨン:146ポンド(66.22キロ)
<フェザー級/5分3R>
ジョー・ペシーナ:145ポンド(65.77キロ)
タクミ:145ポンド(65.77キロ)
<バンタム級/5分3R>
トロイ・バンチャグ:136ポンド(61.69キロ)
トレヴィン・ジョーンズ:136ポンド(61.69キロ)
<フライ級/5分3R>
ジェローム・ワナワン:125ポンド(56.7キロ)
エルネスト・モンティーラJr:126ポンド(57.15キロ)
<ライト級/5分3R>
レノ・レミジオ:
チャン・ホンソン:156ポンド(70.76キロ)
<ライト級/5分3R>
シアフィオ・アブドゥル・サマッド:154ポンド(69.85キロ)
ウェズレイ・マチャド:154ポンド(69.85キロ)
<フェザー級/5分3R>
アレックス・モンタルバン:144ポンド(65.32キロ)
ロランド・ディ:146ポンド(66.22キロ)