【PXC37】計量終了・田中路教「フィリピンでは割り切っている」
【写真】バキバキの田中に対し、やや緩いピットピットンゲ。フライ級でも戦えるという噂は本当のようだが、拳がデカイ(C)MMAPLANET
17日(金・現地時間)、フィリピンはマニラのリゾート・ワールド・マニラ内のカジノで、明日18日(土・同)にイナレス・スポーツセンターで開始されるPXC37の計量が行われた。
同大会のメインでクリサント・ピットピットンゲの持つPXCバンタム級王座に挑む田中路教は1ポンド・アンダーの134ポンドで計量を無事パスした。王者ピットピットゲは136ポンドだったが、下着を脱いでリミット丁度で計量を終えている。
計量を終えたばかりの田中にインタビューを試みた。
――計量を終えた今の率直な気持ちを教えてください。
「会見でベルトを見て、結構やる気が出て。タイトルマッチなんだなっていう実感が、ベルトを見てわいてきました」
――王者クリサント・ピットピットンゲの印象を教えてもらえますか。
「いやっ、小っさいなぁって。もう少し、ゴッツイかと思っていたのですが、小さかったですね」
――その割には下着を脱いで計量をパスしていました。
「ハハハハ、こっちは水抜きで苦しんでいるのに。ちゃんと落してこなかったんでしょうね」
――上背はそうでもないのですが、腕回りなどは非常に太いという印象を持ちました。
「そうですね、試合もいくつか見たんですけど、力負けしている試合はなかったので、相当な力の持ち主だと思います」
――月曜日にマニラに入ったということですか、11月に宿泊したホテルとは場所も設備も違いますが、何か戸惑ったことはなかったですか。
「綺麗なホテルなんですけどね、シャワーだけでバスタブがなかったのが予想外でした。あるって聞いていたんですけど、冷蔵庫もなくて。まぁ、冷蔵庫がないのは構わないんですが、バスタブがないのは半身浴ができなくて体重を落とすのに影響がありましたね。
僕はサウナは息苦しくなるから嫌いなんですよ(笑)。普段はサウナは全く使わないので……。しかも、朝の6時前にロビーに集合して、サウナに行くなんて。渋滞が酷くて、行きは30分ぐらいで、帰りが1時間弱ぐらい。大した距離じゃないのに、渋滞が酷くて。サウナを使っている時間と同じぐらい移動しているんで。
昨日の夜に練習にいったジムなんて、片道1時間以上掛かってしまいましたよ」
――あのジムって、11月大会のときの宿泊先からすぐなんですよね。
「マジっすか。帰りなんて水抜きも始めているし、けっこうしんどかったです。でも、それぐらいですね。あとはいつもと変わりないので。
あとは整体師の三原さんもついてきてくださっているので、体を見てもらってゆっくり休んで、明日に備えます。明日も結構、早くホテルを出るみたいで会場は遠いと聞いているし、1,2時間は覚悟しています。PXC、フィリピンの試合では割り切っています。しょうがないです」
――では明日、良い結果が出ることを願っています。
「ありがとうございます。頑張りますっ!」
■PXC37計量結果
※ネイト・ソーレルとレオ・レミジオは時間内にパスせず、計量結果は発表されていなかった
<PXCバンタム級選手権試合/5分5R>
クリサント・ピットピットンゲ:135ポンド(61.24キロ)
田中路教:134ポンド(60.78キロ)
<フェザー級王座決定T準決勝/5分3R>
ネイト・ソーレル:
キム・ジャンヨン:146ポンド(66.22キロ)
<フェザー級/5分3R>
ジョー・ペシーナ:145ポンド(65.77キロ)
タクミ:145ポンド(65.77キロ)
<バンタム級/5分3R>
トロイ・バンチャグ:136ポンド(61.69キロ)
トレヴィン・ジョーンズ:136ポンド(61.69キロ)
<フライ級/5分3R>
ジェローム・ワナワン:125ポンド(56.7キロ)
エルネスト・モンティーラJr:126ポンド(57.15キロ)
<ライト級/5分3R>
レノ・レミジオ:
チャン・ホンソン:156ポンド(70.76キロ)
<ライト級/5分3R>
シアフィオ・アブドゥル・サマッド:154ポンド(69.85キロ)
ウェズレイ・マチャド:154ポンド(69.85キロ)
<フェザー級/5分3R>
アレックス・モンタルバン:144ポンド(65.32キロ)
ロランド・ディ:146ポンド(66.22キロ)