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【DEEP】7月20日、大田区大会=宮崎直人戦へ。岸本泰昭「結果で黙らせるのが、僕の仕事」

Yasuaki Kishimoto【写真】パラエストラ東大阪のプロ練習で、TAMジャパン勢と壁レスのトレーニングに励んでいた岸本 (C)MMAPLANET

20日(月・祝)、東京都大田区の大田区総合体育館でDEEP CAGE IMPACT 2015が開催される。北岡悟の持つDEEPライト級王座に岡野裕城が挑み、ウェルター級王者の悠太には中村K太郎が挑戦する同大会。

ライト級では昨年の大晦日= DEEP DREMAにおけるパンクラス×DEEP対抗戦で高橋Bancho良明との激戦を制し、何度目かのブレイクのきっかけを掴んだ岸本泰昭が、宮崎直人と対戦する。7カ月のインターバルを経て、タイトルコンテンダー対決といえる宮崎戦に挑む岸本。ブレイク間際でなぜ、7カ月というインターバルを要したのかを含め、宮崎戦、DEEPライト級戦線について話を聞くために、岸本をパラエストラ東大阪に訪ねた。

──筋肉がついて体が大きくなっていないですか。

「そうですね。今、体重は通常で81キロあります」

──岸本選手は身長も高いですよね。

「身長は181センチです」

──その長身でそれだけ筋肉質になってくると、ライト級とは思えない体躯になっています。

「これまで通常体重が79キロほどで、減量はかなり楽だったんです。だから、今回の減量はどういう風になるのか。それでも普通の人のしんどさぐらいじゃないでしょうか。体重は落ちやすいんです。減量自体の指導は受けていないですが、普段の食事などは管理栄養士さんの会社があってサポートしてもらっています。

夜間に何を摂るか。そこをアドバイスしてもらい、食べ物が変わると疲労の回復具合なんかが違ってきますね。睡眠の間に内臓を休めることの大切さを最近は感じるようになってきました」

──31歳、もう若くない状況で大晦日のステップをふいにしかねないインターバルの長さでした。オファーを一度、蹴ったということも聞いています。

「これだけ空いたのは勿体ないと思っています。ゴン格で正月にインタビューしてもらって、ケガをしなくなったと言った直後にまた、やってしまって……。だから5月の試合を受けられなかったんです。勝てばタイトルという試合でも、そのコンディションになかったので。実はそのケガをしたことも殆どの人には伝えていませんでした。

次は良いオファーがあるやろうと僕やマネージャーも思っていたし。間に合うなら出たいという気持ちではいましたが、回復がオファーに間に合わなかった。まぁ、色んなことが僕の耳にも入って来たし、言いたいことを言えない悔しさはありました。でも、結果で黙らせるのが、僕の仕事ですから。反論しようが、自分を正当化しようが、試合に出られないのは一緒なんで」

──結果的に出場しなかったのですが、5月はリング。そして7月はケージ。こういうケースがDEEPでは増えてきそうですが、アジャストが難しくはないですか。

「僕はリングのことは気にしていないです。ケージで戦うことができると、リングでは戦えると思っています。ケージの座り際、寝かし際とかはリングにない技術が必要ですけど、リングはずっとやってきたし背中に手が回りやすいので」

<この項、続く>

■ DEEP CAGE IMPACT 2015 対戦カード

<DEEPライト級選手権試合/5分3R>
[王者]北岡悟(日本)
[挑戦者]岡野裕城(日本)

<DEEPウェルター級選手権試合/5分3R>
[王者]悠太(日本)
[挑戦者]中村K太郎(日本)

<ライト級/5分3R>
岸本泰昭(日本)
宮崎直人(日本)

<ミドル級/5分3R>
水野竜也(日本)
RYO(日本)

<バンタム級>
釜屋真(日本)
石司晃一(日本)

<フェザー級>
小見川道大(日本)
梅田恒介(日本)

<フライ級>
小島壮太(日本)
越智晴雄(日本)

<フライ級>
赤尾セイジ(日本)
中山ハルキ(日本)

<フライ級>
小林聖人(日本)
鮎田直人(日本)

<バンタム級>
堀友彦(日本)
ROY(日本)

<ライト級>
伊藤有起(日本)
藤澤優作(日本)

<バンタム級>
小林博幸(日本)
恒村俊範(日本)

<バンタム級>
咲間“不良先輩”ヒロト(日本)
阿部路人(日本)

<フライ級>
ソ・ドンス(韓国)
秋葉尉頼(日本)

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