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【OFC08】追加5カード発表。シウバ&イッサが生き残りを賭ける

2013.03.05

Silva & Issa

【写真】イヴォルブ在籍のブラジリアン・ファイター=アレックス・シウバ&レアンドロ・イッサが、タイトル戦線生き残りを掛け4月5日大会に出場する (C)MMAPLANET

5日(火・現地時間)、One Fighting Championshipより4月5日(金・同)にシンガポール・インドアスタジムで開催されるOFC08「Kings & Champions」の対戦カードが5試合、一気に発表された。

朴光哲×青木真也の世界ライト級選手権試合や上田将勝など日本勢が出場する同大会、今回発表された追加メインカードはユサップ・サーデュラエフ×レオナルド・イッサ、アレックス・シウバ×レネ・カタラン、バシール・アーマッド×シャノン・ウィラチャイの3試合。うち2試合でイヴォルブMMA所属のブラジリアンが出場する。

イッサは昨年10月にキム・スーチョルに敗れ、OFC世界バンタム級王座獲得に失敗。サーデュラエフも同じ大会で組まれたバンタム級GP=ケビン・ベリンゴン戦で敗れている。OFCバンタム級戦線はGP優勝者が年内に挑戦することが決定しておい、さらにビビアーノ・フェルナンデスも控えている。OFCで最も層の厚い階級だけに、タイトル戦線に踏みとどまるためにも、両者揃って負けられない一戦となる。

強烈なローやテイクダウンで試合を組み立てることができるイッサだが、独特な投げと関節技主体のサーデュラエフ相手には、イヴォルブの象徴といえるムエタイと柔術の融合は捨て、柔術+テイクダウンで攻める方がリスクは少なくなりそうだ。

日本のBJがレイ・ヨードーゲンをギロチンで下し、タイトルコンテンダーの地位をいち早く獲得、UFCをリリースとなった漆谷康宏の参戦も決定しているフライ級では、キャリア3戦目となるシウバが、MMA初陣のカタランと相対する。イッサ同様、柔術ベースでムエタイやレスリングをイヴォルブで学ぶシウバと対戦するカタランは、2003年&2004年、散打48キロ級で世界の頂点に立ったファイターだ。

とはいえ、彼の実弟ルエルやフルコンタクト・インターナショナルの同門アウグスティン・デラルミーノらのLFCでの試合を見る限り、散打では好成績を残す彼らだが、MMAファイターとしての完成度は決して高くない。打ち合いには強いが、ただし寝技とともに立ち技も荒々しさが目立っていた。イヴォルブ陣営としては、シウバがタイトル戦線に絡むことが最低限の狙い。となるとカタランは、他競技で世界タイトルを持つ体のいいアンダードッグといえるだろう。

■OFC08決定対戦カード

<OFC世界ライト級選手権試合/5分5R>
[王者]朴光哲(日本)
[挑戦者]青木真也(日本)

<ミドル級/5分3R>
メルビン・マヌーフ(オランダ)
ブロック・ラーソン(米国)

<バンタム級GP準決勝/5分3R>
ジェンス・パルバー(米国)
上田将勝(日本)

<バンタム級GP準決勝/5分3R>
ケビン・ベリンゴン(フィリピン)
タン・ブー(豪州)

<ライト級/5分3R>
エディ・アング(香港)
アルナウド・ルポン(フランス)

<バンタム級/5分3R>
ユサップ・サーデュラエフ(ロシア)
レオナルド・イッサ(ブラジル)

<フライ級/5分3R>
レネ・カタラン(フィリピン)
アレックス・シウバ(ブラジル)

<フェザー級/5分3R>
バシール・アーマッド(パキスタン)
シャノン・ウィラチャイ(タイ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ヌアー・ムハンマド(インド)
ジェイク・バトラー(米国)

<フライ級/5分3R>
チェン・ユンタン(マレーシア)
ロナルド・ロウ(シンガポール)

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