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【OFC08】ラーソン、グラウンドでマヌーフを圧倒して判定勝利

2013.04.06

Larson vs Manhoef

【写真】マヌーフの猛攻に背中を見せて距離をとることもあったラーソンだが、しっかりとテイクダウンを奪い削って勝利を手にした(C)MMAPLANET

<ミドル級/5分3R>
ブロック・ラーソン(米国)
Def.3-0
メルビン・マヌーフ(オランダ)

サウスポーのラーソンに対して、マヌーフは左手を伸ばして、体を上下させながら前に出ていく。ラーソンも左のパンチから前に出るが、マヌーフは組みつかせない。お互い見合う時間が長く、会場からはブーイングも起こる。ラーソンが意を決したように左ストレートで飛び込むと、マヌーフはバックステップでかわして右ハイキック。しかしどちらの攻撃も当たらない。

3分過ぎ、マヌーフが右ミドルを2発。パンチを出して組みつこうとするラーソンだが、マヌーフとの距離が遠い。そしてラーソンのタックルを切ったマヌーフが右ハイキック。金網に沿って下がるラーソンを追いかけてパンチを打つ。勢いに押されて倒れたラーソンは足関節。体を回転して足を抜いたマヌーフはラーソンの立ち際にヒザ蹴り。必死にラーソンが組みつき、テイクダウンを狙うが、マヌーフは倒れない。

2R、細かくパンチのプレッシャーをかけて前に出ていくマヌーフ。しかしお互い攻撃を出すことなく、ぐるぐるとケージの中を回るだけで、島田裕二レフェリーは両者にイエローカードを提示した。再開後も似たような展開が続くが、マヌーフがラーソンのタックルを切って右のヒザ蹴り、右ストレート。右ハイキックを蹴ると、ラーソンが自ら寝転んでガードポジションに引き込む。

マヌーフは鉄槌を連打してサッカーボールキック。ラーソンはそれをキャッチして足関節を狙いつつ、上のポジションを取り返す。そして残り30秒で腕十字へ。マヌーフが持ち上げて外そうとすると、逆にラーソンの腕十字がタイトに入る。しかしここでラウンド終了、マヌーフはゴングに救われた。

3R、ここでも前手を伸ばして距離を取り合う両者。シングルに入ったラーソンは、マヌーフが足を引き抜こうとすると、そのままマヌーフの後ろについてグラウンドに引きずり込む。そのままラーソンはマヌーフの顔面にパンチとヒジ打ちを連打する。

ハーフマウントのような態勢からラーソンがパンチを落とし続ける。何とか耐えるマヌーフだったが防戦一方。ラーソンがサイドポジションを取ると、体を起こしてパンチとヒジ打ちを落とす。この状態のまま試合終了となり、ラーソンが判定勝利をもぎとった。

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