この星の格闘技を追いかける

【on this day in】7月02日──2005年

02 07 05【写真】ハニ・ヤヒーラとマルコ・パフンピーニャの準決勝。ハニのセコンドはヒクソン・グレイシーが就いていた (C)ISAMU HORIUCHI

NO GI Fightwear Tournament
@カリフォルニア州レドンドビーチ、アヴィエーション・スポーツコンプレックス
「クリス・ブレナンが作った方のNogiでなく、確かブラジルから米国に進出しその後は(これも確か)ブドービデオに買収されることになるたNO GIというブランドが南カリフォルニアで大躍進を遂げていた頃。そのNO GIが文字通りノーギのトーナメントを開催した。ヴィトー・ベウフォート×リコ・ロドリゲスのスーパーファイトが飛び、バレット・ヨシダ、パブロ・ポポビッチ、キャメロン・アールと1カ月半前のADCCで活躍した面々の欠場が相次いだ大会で最も存在感を示していたのが、ライト級トーナメントを制したハニ・ヤヒーラだった。準決勝で今やATTの知恵袋となっているマルコ・パフンピーニャと対戦。10分の本戦、5分×2度の延長でも決着がつかず、時間無制限サドンデス戦でダブルレッグを決めてパフンパに競り勝った。決勝ではジェフ・グローバーをスイープ&テイクダウンで下した。ジェフの仕掛けをギリギリでポイントを失わず、最後は根性勝ちというハニらしい優勝劇だった。教え子の試合でエキサイトし、対戦相手のドミニク・クルーズの顔面を蹴り上げようとした気の強さと、粘り腰の持ち主に2週間後、金原正徳は如何に削り勝てるのか。そんな期待を新たに抱くことができる──この10年前のトーナメント。映像など見なくても、信用に値するレポートを送ってくれたのは今や知る人ぞ知るスーパーインタビュアーの堀内勇さんだった。自分の眼で見たモノを信じる以上に、自分の信じる人の眼を信じる。アンカーをやっていて、堀内さんと共有した僅か7カ月間の刻、あの醍醐味は今も忘れることはない」

on this day in──記者生活20年を終えようという当サイト主管・髙島学がいわゆる、今日、何が起こったのか的に過去を振り返るコラム。自ら足を運んだ取材、アンカーとして執筆したレポートから思い出のワンシーンを抜粋してお届けします。

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