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【RFC24】福田力が日本大会でRFCミドル級王座決定戦に出場!! 振り回し系ジョン・オジンと対戦

Riki Fukuda【写真】中間距離の圧力が強い韓国勢 に対し、福田力が接近戦に持ち込まれるのはその中間距離で打ち負けないから。日本大会での王座奪取が期待される(C)MMAPLANET

7月25日(土)に東京都江東区有明コロシアムで初の日本大会=ROAD FC24を行うROAD FCが連日のように対戦カードを発表しているが、ついにユン・ドンシク(×高瀬大樹戦)、チェ・ホンマン、チェ・ムベ(×川口雄介)の伝説トリオ以外のカードが21日(木・現地時間)に明らかになった。

今日、発表となったのはRFCミドル級王座決定戦=福田力×ジョン・オジンだ。DEEPミドル級王者からUFC入りを果たすも、初戦の不可解な判定負けをもあり2勝3敗という戦績でリリースされた福田が、オクタゴン復帰を目指しケージ&コンスタントに試合ができるという判断でRFCと経験した。

その希望が叶い2014年1月のRFC KOREA01におけるキム・フィスン戦で初陣を飾ると、7月にはRFC16=ユン・ドンシク戦も初回YKO勝ち。11月のイ・ドルヒ戦こそ急所蹴りが重なりNCとなってしまったが、3月RFC22での再戦でしっかりTKO勝ちし母国大会での王座決定戦出場を決めた。

RFC参戦当初からウェルター級転向を視野に入れていた福田に対し、ミドル級での活躍を臨んだプロモーターサイド。福田もウェルター級転向を一旦は取りやめ、ミドル級の体を作り直したことで、イ・ドルヒとの再戦で非常に力強いファイトを展開している。ROAD FCで戦った1年2カ月の間に福田は遠距離から中間距離の打撃戦がめっぽう強い韓国勢に対し、右ジャブを入れテイクダウンを織り交ぜつつ、ダーティーボクシング&首相撲からヒザという接近戦がスムーズかつパワフルになっている。テイクダウン後の殴って削るトップコントロールと一言でいえば”えげつない”ファイトが進歩した。

【写真】どちらかといえば旧韓国スタイルに大会ジョン・オジン。福田戦で距離や角度を屈しするネオ・コリアンMMAスタイルを取り入れてくることはあるのか(C)MMAPLANET

【写真】どちらかといえば旧韓国スタイルに大会ジョン・オジン。福田戦で距離や角度を屈しするネオ・コリアンMMAスタイルを取り入れてくることはあるのか(C)MMAPLANET

そんな福田に対し、ジョン・オジンはキャリア3勝2敗。RFCでは3勝1敗で、他の1試合はZSTで鈴木信達に敗れている。ジョン・オジンは典型的な韓国MMAスタイルの持ち主。フックを振り回して打ち勝ち、虚をついてテイクダウンに入る。注意すべきはそのパンチ攻撃であることは間違いない。

荒くキャリアの差も歴然の2人だが、過去にRFCで小見川道大がクォン・ベヨンに、大塚隆史がイ・ユンジュンに敗れるなど、日本勢の経験値を韓国勢の勢いが上回るという試合が何度も見られてきた。

福田も格下という評価を受ける相手を軽視することなく、しっかりと激しい戦いで勝利を挙げてきた。そこを含めて、期待したいのはフィニッシュしての王座奪取。日本勢が劣勢となる以前にミドル級は昨年引退した大山峻護が初代王座に就き、日本人として唯一ベルトを巻いた階級だ。その後、成長一途の韓国MMA界で劣勢を強いられるようになった日本人選手、日本大会ということもあり福田は絶対に負けられない一戦に臨む。

■ROAD FC24対戦決定カード

<RFCミドル級王座決定戦/5分3R+Ex>
福田力(日本)
ジョン・オジン(韓国)

<88キロ級契約/5分3R>
ユン・ドンシク(韓国)
高瀬大樹(日本)

<ヘビー級/5分3R>
チェ・ムベ(韓国)
川口雄介(日本)

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