【UFC156】グリーン、UFCデビュー戦で一本勝ち
<ライト級/5分3R>
ボビー・グリーン(米国)
Def.3R4分25秒by リアネイキドチョーク
ジェイコブ・ヴォルクマン(米国)
距離を詰めたグリーンに、ヴォルクマンが左ロー。グリーンの右ハイがヴォルクマンの顔先を掠める。ローが届かないヴォルクマンに対し、思い切りミドルを放つグリーンだが、ヴォルクマンが直後にシングルレッグから腰をコントロール、足を払っていくとテイクダウンを奪う。ケージ際にグリーンを押し込んで足をコントロールし、立ち上がり際にバックを奪い両足をフック、リアネイキドチョークの態勢に2度、3度と入るヴォルクマンは絞めは極めることができなかったが、最後まで攻めの姿勢を印象づけた。
2R、ケージ際で体を入れ替えたグリーンは、テイクダウンを許さず、逆にトップを取ると鉄槌&パウンドからエルボーでグリーンを攻め続ける。上から細かい打撃を続けていたグリーンだが、レフェリーがブレイクを命じると場内が大ブーイングに包まれる。スタンドに戻り、左から前に出るヴォルクマンに右ハイを放つ。直後にヴォルクマンはダブルレッグでテイクダウンを奪うと、一気にバックマウントへ。そのままポジションを守り続けたヴォルクマンだが、ここでもファンは彼にブーイングを浴びせかけた。
最終回、右ボディを伸ばすグリーン、ヴォルクマンの左ミドルが急所を直撃し、試合は一時中断する。再開後、ヴォルクマンの右フックをよけ左のクロスを見せる。と、両ワキを差して、テイクダウンを奪取したグリーンがハーフからエルボーを落とし続ける。試合がスタンドに戻ると、グリーンはヴォルクマンのダブルをスプロールしたが、蹴り足をキャッチされテイクダウンされてしまう。反動をつけ、一回転するようにトップを取り直したグリーンだが、直後に起き上がったヴォルクマンがバックに回り込む。
ケージ際で体を捻ったグリーンは胸を合わすだけでなくマウントへ。ここから強烈なパウンドを連打し、左エルボーを落すと、リアネイキドチョークへ。ヴォルクマンが溜まらずタップし、グリーンがUFCデビュー戦で一本勝ちした。