【AXS SUPERFIHGT】RFA×Legacy FC、画期的な対抗戦を開催AXS FightsサイモンCEOインタビュー
【写真】RFA×SUPERFIGHT、いってみればSAMURA TV主催の共同興行で修斗×DEEPの対抗戦及び、それぞれの王座防衛戦と王座統一戦が行われるようなモノ。コアファンにとっては、非常に楽しみな大会だ(C)RFA & KEITH MILLS
8日(金・現地時間)、ミシシッピー州ロビンソンビルのホースシュー・トゥーニカ・リゾート&カジノでAXS TV Fights 「RFA vs Legacy SUPERFIGHT」が開催される。文字通り、米国MMA最大のフィーダーショー=RFAとLegacy FCの対抗戦を両プロモーションの大会を中継するAXS TVがとり行うという注目の大会だ。
AXS TV はHDNetの名で、2001年に実業家で億万長者のマーク・キューバンにより創設された有料高画質TVチャンネル。NBAダラス・マーベリックスのオーナーであるキューバンはMMAファンであることを公言し、大会スポンサーを手始めに2007年にはHDNet Fightsを開始、StrikeforceやAffliction、アドレナリンMMAなど北米の大会以外にもロシアのM-1、さらにはDREAMやSRC、そしてK-1やK-1MAXと日本の格闘技イベントの中継も行ってきた。
2012年7月よりAXS TVに名称変更が行われ、HDNet Fightsも自動的にAXS TV Fightsへ変更され、現在はResurrection Fighting Alliance (RFA)、Legacy FCという今回の対抗戦が組まれた両プロモーションだけでなく、東部ロードアイランド州ベースのClassic Entertainment and Sports MMA(CES MMA)とMFC、さらにアメリカン・ムエタイのLion Fightをマイケル・シャベロとパット・ミレティッチの名実況コンビのリードによって放送中だ。
そんなAXS Figthsが催すRFAとレガシーFC、UFCへの数多くのファイターを送り出す両プロモーションの 3×3 の対抗戦、レガシーFCライト級王座決定戦とRFAバンタム級選手権試合というそれぞれの選手権試合、とりは新たにSUPERFIGHT王座が設けられ、フライ級の王座統一戦といえるアレッシャンドリ・パントージャ×ダマッシオ・ペイジ戦が組まれている。
1Nihgt、2Promotions、3Belts──コア・ファン垂涎のSUPERFIGHTを開くAXS TV Fightsのアンドリュー・サイモンCEOに今大会実現の経緯、そして今後について尋ねた。
TEXT by KEITH MILLS
──SUPERFIGHT、非常に興味深い試みだね。
「MMA界のスーバーボウルだ(笑)。プロモーション×プロモーション、チャンピオン×チャンピオン、パントージャ×ペイジ、ドリームマッチが実現し、新チャンピオンも誕生する。RFAとレガシーFC、どちらのチャンピオンが強いのかハッキリと答が出る。今大会が成功を収めたら、引き続きSUPERFIGHTイベントを続けることになるだろう」
──今大会のようなプロモーション対抗戦を開こうと思ったのは?
「AXS TVは2004年からMMAやキック中継を始め、2015年で300回に及ぶイベントを放送することになるんだ。そして、常に自分達がTV中継を手掛けるイベントと、他のTV ネットワークで放送されているプロモーションの対抗戦ができないかを探ってきた。AXS Fights×Bellator、あるいは×WSOFというイベントが開けないかと模索してきたんだ。ただ、障害が多すぎて実現することはなかった。そこで、AXS Fights内で『ウチがAXSでベスト・プロモーションだ』と主張しているイベント間で対抗戦を開けないかと考えるようになった。
そして、去年の暮ぐらいにRFAとレガシーFCと話を切り出し、この大会が実現に向かって動き始めたんだ。自らの主張が正しいことを証明するために、リスクのある戦いに彼らは挑むこととなった。誰だって、ライバル・プロモーションの選手に自分のところのファイターが負けるなんて、絶対に避けたいはずだからね。でも、RFAのエド・ソアレスもレガシーFCのミック・メイナードも同意したんだよ。彼らは少しでも早く実現したいと言って、このタイミングでイベントを開催することになった」
──今後CES MMAなど、他のAXS Fights中継ネットワークの一員も対抗戦に絡んでくることはあるのだろうか。
「今大会はAXS TVの歴史で大きな節目となる。なんせ、名のあるプロモーションがナショナルネットワークのTV中継のなかで鍔迫り合いをするのは初めてのことだ。CES MMAからも既に連絡があって、次の対抗戦に出場したいと早くも名乗りでているよ(笑)」
──SUPERFIGHTはAXS TVにとってドル箱のコンテンツになると思うかい?
「プレス、そしてファンの反応はポジティブなモノばかりだよ。SUPERFIGHTを見る機会は増えていく──期待してもらって良いよ。それにAXS FIGHTSはDREAM, 戦極、K-1にK-1 MAXと日本のイベントを中継してきた。今はニュー・ジャパン・プロレスリングを中継している。SUPERFIGHTのチャンピオンがイノキの大晦日ショーに出ることだってあるかもしれない。AXS Fights×パンクラス、AXS Fight×修斗、そんな戦いを実現させるためなら、私達のドアは常にオープンだよ」
■ SUPERFIGHT対戦カード
<SUPERFIGHTフライ級王座決定戦/5分5R>
アレッシャンドリ・パントージャ(ブラジル/RFA)
ダマッシオ・ペイジ(米国/Legacy FC)
<RFAバンタム級選手権試合/5分5R>
[王者] ルーク・サンダース(米国)
[挑戦者] テリオン・ウェア(米国)
<Legacy FCライト級王座決定戦/5分5R>
デイブ・バロウ(米国)
マイク・ブロンゾウリス(米国)
<ウェルター級/5分3R>
ボヤン・ベリチコビッチ(セルビア/RFA)
チャールズ・バード(米国/Legacy FC)
<フライ級/5分3R>
ケビン・グレイ(米国/RFA)
ブライアン・ホール(米国/Legacy FC)
<ライト級/5分3R>
アダム・タウンゼント(米国/RFA)
ユーリ・ビルフォート(ブラジル/Legacy FC)