【REAL X ZONE 02】坂下裕介&ライカ&長南亮<02>「自分のこと『チョーノさん』って呼んできました」
【写真】非常に凛々しい表情で写真に収まるライカだが、彼女の色々なエピソードが披露(暴露?)されることとなった(C)MMAPLANET
5月2日(土・現地時間)、神奈川県横浜市の横浜文化体育館で開催されるREALの第2回大会。今回はキックボクシング・イベントのZONEとの合同興行となり、リングとケージを入れ替えて使用するという日本格闘技界初の試みでもある。
そのREAL02に出場するライカ&坂下裕介に加えトレーナーの長南亮氏が加わった鼎談の第2弾。いよいよ不思議なライカ・ワールドが展開される。
<坂下&ライカ&長南鼎談Part.01はコチラから>
──大晦日の敗北を経て、トライブで練習しようと思ったのは?
ライカ 臼井さんが……。
長南 うちのボクシングコーチの臼井(知史)さんから『面倒見てやってくれ』と言われて。『エッ!!』って思ったんですけどね(笑)。
──招かれざる客だったと?
長南 やはり大晦日の試合も見ましたし、大丈夫なのかなって。年齢も年齢だし、えらい人を預けられたなと。でも、臼井さんには凄くお世話になっているので、臼井さんがそう言うならばちゃんとしたいと思いました。ただ、来るなり凄まじいキャラクター振りを発揮して(笑)。
ライカ アハハハ。
長南 だって自分のこと知らないんですよ(笑)。チョーノさんって呼ばれましたから。
一同 (爆笑)。
長南 回りが『長南さん』って言っているのを聞いて、『アッ、チョーノさんだ』って思ったんじゃないですか(笑)。阿呆ですよ。
──もう既に全開だったわけですね。
長南 『なんで引退したんですか』とか、そういう話をヌケヌケとしてくる(苦笑)。自分が通うジムの会長のことぐらい少しは調べておけって思いましたよ。
──長南さんも年齢のことにズケズケと触れますし、すぐに胸襟を開いた形だったのですか。
長南 いえ、最初はどんな人なんだろうというのはありました。でも、指導していくうちに腹が立ってきて(笑)。
ライカ アハハハ。
長南 運動神経は良いんですよ。こう見えて。
──いや、ボクシングをあれだけやられていたのですから。
長南 そう、ボクシングをあれだけやられていたのでおつむの方が……(笑)。
ライカ これは元々ですよ。
長南 元々ならそれはそれで危ないよ(笑)。
坂下 僕もこの取材前に『初めまして』って言われて……。いや、練習でもう5回ぐらい会っているのに(笑)。
──ホントにキャラが立ちまくっているのですね(笑)。それは天然ですか、パンチを……。
ライカ 天然です。天然!! ボクシングをやる前からです。
長南 分からないですよね、こっちは1月からしか知らないので(笑)。時々、目がイッちゃっている時があって。『あぶねぇな、コイツ』って思うこともあります。
──練習はどのようなクラスに参加されているのですか。
長南 普通に会員さんと混ざってやってもらうことが多いです。プロ練はやはりレベルに差がでてしまうので。準プロのような子もいるので、女子選手は実際のところ、男子の会員さんとやってもらうのが良いかと思います。
──これまで韓国で戦った変則的なルールと大晦日、総合を2試合経験しました。それまではどのような練習をしてきたのですか。
ライカ 総合は週に1回か2回やっていただけだったんです。試合が決まれば増やすという形だったのですが、韓国は2週間前、大晦日はキックの試合が終わった次の日にオファーがあって、準備期間は1カ月ほど。ほとんどキックの練習をしていて、試合になってもわけのわからない状況でした。どうして良いか分からなかったです。
──正直なところ、MMAに対してどれだけ本気で取り組んでいるのか分かりづらかったです。今、言われたように技術的にMMAが分かっていないのと同様に、周囲の流れでMMAの試合に出場しているのかとなという印象も持ちました。
ライカ 本気ではいました。ただ、自分は何も分からないし、言われたまま戦っていた感じです。
長南 自分の所属だったら、絶対に出させないです。所属の件に関しても、うちの所属になりたいと彼女は言ってくれるのですが、マネージメントは他の方が面倒みておられるので、そういう場合は所属でなく、練習に来てもらうという形を取っているんです。自分のやり方は試合を組むところから、練習につながっていますし、そうやって面倒を見ているので。
彼女から『〇月に試合があります』と言われて、そこにマネージャーの方も同席していて、自分の方では『そのタイミングで戦わせることはできないです』と伝えさせてもらったこともありました。練習を見る、面倒を見るなら、そこからしっかりと取り組む必要があると自分は思っています。
ライカ ほんとに有り難いです。これまで色んなところで練習してきたのですが、ようやく自分が落ち着ける場所ができたかなぁって。
長南 十分にプラプラしているよ。
ライカ これでも減りましたよ。週に1回です。他に行くのは。
長南 週に4日ぐらいウチに来ているんです。でも、他はどこに行っているのかなって。で、フェイスブックとか見ると、アッチコッチに顔を出して。なんか、心配になって色んな練習をしようとしているみたいで(苦笑)。
ライカ スイマセン。昔からプラプラするタイプで。ボクシング時代からあっちこっちで練習していて。その習慣が抜け切れていないのか……。
長南 今、何をする必要があるのか。そこは考えてほしいです。まぁ、管理しきれない部分はあります。ウチで集中してやっていれば、もうチョイできるだろうと。でも、このプラプラはしょうがない、放浪癖があります。
ライカ でも、だいぶ減りましたよ(笑)。
長南 そういうことらしいです。ハハハハ。
ライカ でも、もうほとんどプラプラしていないです。
──何度も練習しているところへ、『初めまして』と訪ねることは?
坂下 それ、僕のケースじゃないですか(笑)。
ライカ アハハハ。でも、会長のこと信じているので。もう、ここでやれば大丈夫という気持ちになっています。最初は会長も言われたように不安だったんです。今はちゃんと見てもらえていると思っていますし、良い練習がでできています。だから、土曜日ぐらいですね、プラプラしているのは。
長南 それでもプラプラはあると(笑)。
──ライカ選手は一つのことを究めていますし、ピシッとした方だと勝手に思っていたのですが、すごく楽しい人なのですね。
坂下 テレビで見ていた人ですからね。それが僕とは反対みたいな感じで(笑)。
長南 写真を撮るのが好きで、やたらとジム中で撮っていますね。それと独り言が多い(笑)。
ライカ 独り言なんて言ってないですよ!!
──ジムの独り言は電車の中の独り言と同じで怖いです。
長南 危ないですよ。
ライカ ホンットに言っていないですッ!! 問いかけているつもりなんですけど、誰も答えてくれないんです。
長南 いやいやいや、『今日は何だか……アイスクリーム、食べないようにしないとな』とか急に話し出して……。どこでその話題になったんだと。『俺に言ったの?』ってなりますよね。
──長南さんの言う通りです(笑)。
長南 そうしたら、『ただ、そうしないといけないと思っていました』とか返事をしてきて、わけが分からないです(笑)。
ライカ フフフフフ。心の中で思ったことが、言葉に出てしまっているんですよね。
長南 あぁ、戦い続けてきた人だなって(笑)。外でやっていたら、職質されるだろう?
──坂下選手、同じ関西人ですが、随分と違いますね。
坂下 僕は大阪の生まれなんですどね。
ライカ 私は京都です。
坂下 会社務め時代は太秦の近くだったので、京都は馴染の土地なんですよ。でも……。
ライカ 京都の下鴨!!
一同 エッ?
ライカ ……に住んでいました。
長南 危ないです。深入りしない方が良いですよ(笑)。
■ REAL02 対戦カード
<ライト級/5分2R>
サウル・ロジャース(英国)
嶺望実(日本)
<ライト級/5分2R>
ホドリゴ・カポラル(ブラジル)
國奥麒樹真(日本)
<フェザー級/5分2R>
マラッド・エナセリ(フランス)
芦田宗宏(日本)
<ミドル級/5分2R>
ノシュワン・カンザダ(パキスタン)
坂下裕介(日本)
<フェザー級/5分2R>
ライカ(日本)
沙弥子(日本)
<へビー級/5分2R>
カルロス・トヨタ(ブラジル)
矢野啓太(日本)
<ウェルター級/5分2R>
草・MAX(日本)
エリック・マイケル・フォート(米国)
<ライト級/5分2R>
間宮晃仁(日本)
ルイス・オカモト(ブラジル)
■ ZONE 対戦カード
<54キロ契約/3分5R>
藤原あらし(日本)
カルロ・パウパッダ(イタリア)
<68キロ契約/3分5R>
ジョイシー・イングラムジム(ブラジル)
メリケン雄人(日本)
<59キロ契約/3分5R>
森井洋介(日本)
マキ・ピンサヤーム(タイ)
<52.2キロ契約/3分5R>
貴・センチャイ(日本)
薩摩サザ波(日本)
<フェザー級/3分5R>
邦博(日本)
TARO(日本)
<68.5キロ契約/3分5R>
虎(日本)
森本一陽(日本)
<63.5キロ契約/3分3R>
吉田敢(日本)
夢・センチャイジム(日本)
<63.5キロ契約/3分3R>
錦和道(日本)
加藤純平(日本)