【Awards】KO部門同率第10位に岡見と朴の勝利
【写真】ケージレスリングから対戦相手を削り、トップを奪取してのパウンドでのTKO勝ち。UFCという戦場でMMAのど真ん中をいく勝ち方ができるのが岡見の強味だ。
2012年下半期MMAPLANET Awards、第10 弾は全321試合から選ばれたベストKO部門の第10位=3試合をお届けします。
復活Vをパウンドで挙げた岡見、そしてOFCで奇跡の逆転KOを成し遂げた朴光哲、打撃で追い込まれながらヒザ蹴りを極めたマイク・パイル。世界の岡見といぶし銀がランクインしたKO賞第10位は以下の通りだ。
Photo by MMAPLANET& GONGKAKUTOGI
<ベストKO第10 位>
8月11日@UFC 150
<ミドル級/5分×3R>
岡見勇信×バディ・ロバーツ
世界王座挑戦失敗から、復帰を賭した2月のUFC JAPANで逆転TKO負けを喫した岡見が、進退を懸けたロバーツ戦。壁レスリングで新たな境地を披露した岡見は、しっかりとグラウンドに持ち込んでバックマウントを奪取。リスク管理がなされたパウンドで試合を決めた。
<ベストKO同率10位>
10月6日@OFC06
<OFC世界ライト級王座決定戦/5分×5R>
朴光哲×ソロバベル・モレイラ
1Rの決定的を逃してからローとヒザ蹴り、寝技でもパウンドとヒザで追い込まれた朴。ウェルター級のフィジカルを誇るゾロと、苦も無くフェザーに落せる朴の対戦は3Rに突入し、体の軸を失いながらも体重を乗せた右フックで朴が大逆転のKO勝ちとベルトを手にした。
<ベストKO同率10位>
12月15日@TUF16 Finale
<ウェルター級/5分×3R>
マイク・パイル×ジェイムス・ヘッド
MMAがシュートボックスになる前から戦って来たパイルは、寝技の強さとは対照的に打撃に課題を持ち続けてきた。この試合でもヘッドの左ストレートを受けてケージ際に下がると、右の追撃を受け組みつかれる。直後に首相撲から右ヒザ一閃、いぶし銀のKO勝ちを収めた。