【WEC38】殴って蹴られる柔術家アルド、試合後のコメント
昨年5月のWEC初出場以来、25日(日・現地時間)のロナルド・ペレス戦のヒザ蹴りによるTKO勝ちまで、3連勝となったジョゼ・アルド。ブラジルの名門ノヴァウニオンのトータル・ファイターはWEC世界フェザー級のキーパーソンだ。
【写真】ブラジル=寝技という時代から、アルドのようなコンプリートファイターの時代に完全に移っている (C) MMAPLANET
Interview by Manabu Takashima
――素晴らしいヒザ蹴りによるKO勝ちでした。
「ありがとう。とても嬉しいよ」
――ブラジル人、柔術出身のMMAファイターとは思えない打撃で米国人ストライカーからの勝利でした。
「MMAファイターになると決めた日から、柔術と並行して、レスリングと打撃の練習を積んできたからね。打撃を身につけると、誰と戦っても不安はないよ。米国人のタフなストライカー、ボクシングの技術をしっかりと戦っても、まずはスタンドで戦うよ。だって、ファンのみんなはそういう試合を望んでいるからね。で、打撃では叶わないって思えば、そこからは寝技に持ち込むようにするよ(笑)。とにかく、前の試合より、この試合。この試合よりも次の試合、一戦ずつ良くなっていくように戦いたい」
――WEC世界フェザー級王者マイク・ブラウンが、レオナルド・ガルシアの挑戦を受けることが決定しています。どちらが勝つと思いますか。
「二人にとって、とてもタフな試合になることは間違いない。でも、どちらかに賭けろと言われれば、レオナルド・ガルシアに賭けるよ。少しだけ、アドバンテージがガルシアにあるかなって思う。それに会場に一緒になると、いつも楽しく話しているのがガルシアなんだ。ただ、ケージのなかは別だ。友達だろうが、なんだろうか、誰とでも戦う。そして、ガルシアと戦っても勝つのは僕だ」
――ガルシア選手はアルド選手に負けないパンチャーで寝技も身につけています。
「柔術じゃ、僕の方がずっと上だよ。寝技になれば、僕のものだ」
――WECの顔というべきユライア・フェイバーが、ジェンス・パルバーに勝利し、タイトルにまた近い存在となりました。
「大切なことは、決められた試合で勝つこと。チャンピオンだろうが、イベントの顔だろうが関係ない。与えられた試合で戦い勝つだけさ」