【WSOF17】トキーニョ戦へ向け、苦手分野を凌ぎ、得意分野で勝負──シールズ×フォスター
【写真】シールズのテイクダウンの圧力、フォスターの打撃のプレッシャー、両者の苦手分野の耐久力の勝負でもある(C)GONGKAKUTOGI&WSOF
17日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのプラネットハリウッド・リゾート&カジノでWSOF17「Shields vs Foster」が開催される。2年3ヶ月前の旗揚げの地で開かれる2015年第1戦のメインでは、ジェイク・シールズがブライアン・フォスターと対戦する。
10月のWSOF初陣でライアン・フォードをRNCで下し、一本勝ちデビューを飾ったシールズ。対戦相手のブライアン・フォスターはこの試合がWSOF初戦となる。30勝7敗1分のシールズに対し、フォスターは22勝6敗。UFC戦績でいえばシールズの4勝3敗1NCに対し、フォスターは3勝2敗となっている。2010年にマット・ブラウンにギロチンチョークで勝利しながら、続く2011年4月のショーン・ピアソン戦前のメディカルチェックで脳内出血が見つかり、救急手術を行ったフォスター。全快後の練習中に別の個所を負傷し再び欠場を強いられると、健康上の理由でUFCをリリースされてしまう。
それでもフォスターは11カ月後に英国のCWCFで再起を飾り、その後は6勝1敗という好成績を残している。典型的なグラップラー=シールズ×ストライカー=フォスターという対戦。もちろん、フォスターとしてはテイクダウンを許さないで戦うことが絶対となる。一方、シールズももともと打撃戦を得意としていなかったが、UFC最終戦となったヘクター・ロンバード戦を経て、先のフォード戦などその傾向がさらに強くなっているように思える。
フェスタ―としては、まずは一発入れてシールズに打撃の残像に残す。そして、打撃戦を避けるがためのテイクダウンを切れば、試合は自ずと彼のペースになるだろう。そうすれば、パンチに逃げるシールズに得意のバックスピン系の蹴りも入れやすくなる。逆にシールズは打撃に下がらず、テイクダウンを決めて立たせない。1Rはとにかくポジションを取って削ることが必要になってくる。
王者ホウジマール・トキーニョがジョン・フィッチの足を破壊し、強さを見せつけたWSOFウェルター級戦線でタイトル挑戦権を握るのはシールズか、フォスターか。シールズの最初のテイクダウン狙いが、どのような状況で見られるのかをまず注目したい。
■ WSOF17対戦カード
<ウェルター級/5分3R>
ジェイク・シールズ(米国)
ブライアン・フォスター(米国)
<ライト級/5分3R>
ブライアン・コッブ(米国)
ジョニー・ヌネス(米国)
<バンタム級/5分3R>
ブライソン・ハンセン(米国)
ルディ・モラレス(米国)
<ウェルター級/5分3R>
アダム・セラ(米国)
ダニー・デイビス(米国)
<ミドル級/5分3R>
クラシミール・ムラデノフ(ブルガリア)
ブレンダン・コーンバーガー(カナダ)
<フェザー級/5分3R>
ソスラン・アバナコフ(米国)
ジョーダン・リナルディ(米国)
<ライト級/5分3R>
ジミー・スピクーザ(米国)
ジョー・コンドン(米国)
<フライ級/5分3R>
テイラー・マコーストン(米国)
ドノヴァン・フリロー(米国)
<ライト級/5分3R>
ギル・ガーダド(米国)
シンジェン・スミス(米国)
<ミドル級/5分3R>
ジェイミー・ポイント(米国)
トレイ・ウィリアムス(米国)