【DEEP DREAM】横田一則と対戦するISAO<02>「余計なことは言わないで、思いっきり暴れる」
【写真】言葉数は決して多くない。そしてリング上、あるいはケージ内で能弁になる──そんなイメージをISAOは持っている (C)TAKUMI NAKAMURA
31日(水)埼玉県さいたま市中央区さいたまスーパーアリーナで開催されるDREAM IMPACT2014~大晦日Special~。
いよいよ開催が迫ってきた日本MMA界の大勝負= DEEP DREAM 、MMAPLANETでは駆け込み企画として、同大会に出場する選手7名をピックアップしインタビューを行った。
その第六弾ISAOインタビューの後編をお届けしたい。Over30あるいはAround40が目立ってきた日本フェザー級トップ戦線で、26歳のISAOが果たすべき試合は多い。世界を見据えだしたISAOにとって、横田戦とは?
<ISAOインタビューPart.01はコチラから>
――2014年のISAO選手は弘中選手、リオン選手、横田選手と、今までに絡みがなかった修斗・DEEP系の選手たちと試合が続きました。こういった選手と戦うことをどう捉えていますか。
「う~ん…そこもあまり意識はしていなかったですね。流れやタイミングで対戦相手が決まって、その選手を倒すために練習する。そんな感じかな、と。もちろんデビュー戦の選手やほとんど誰も知らないような相手と試合が組まれたら『えっ?』と思いますけど」
――ISAO選手は言葉で煽るというよりも、いざリングに上がって“魅せる”タイプですね。
「『ぶっ倒します』とか『熱い試合をします』とか言っておいて、いざリングに上がったらつまらない試合をする選手っているじゃないですか。もちろん有言実行する選手もいますけど…だったら僕は余計なことは言わないでリングで思いっきり暴れる。その方が自分には合ってますね」
――対戦相手の横田選手にはどんな印象を持っていますか。
「もうベテラン選手ですし、戦い方というか倒し方・勝ち方も自分で理解していると思うので、それを貫いてくる。そんなに冒険はしてこないと思いますが、気を引き締めて戦おうと思います」
――スタンドで距離を取るのが上手く、組み技・寝技のディフェンス能力が高い。まさに掴みどころのない、対戦相手としてはやりづらいタイプかなと思います。
「まさにそんな感じですね」
――逆にISAO選手は自分からアクションを起こして攻めきるスタイルだと思います。ずばり対照的なスタイルだと思うのですが、ISAO選手も自分のスタイルを貫くつもりですか。
「そうですね。今更戦い方を変えてみようとは思わないですし、試合でそれをやる勇気もないです。結局は練習でやったことが試合で出るだけだし、僕は自分が出来る事を出し切るだけです」
――今年ISAO選手はアメリカのチームオオヤマで練習したり、ケージ&ユニファイドルールで試合をしたり、今まで絡むことがなかった選手と試合をしたり…と、色々な経験を積んだ1年だったと思います。そういった経験をしても、自分のスタイルが変わることはないですか。
「そうですね。自分がやることは変わらず、そこにプラスアルファして肉付けしている感じです。アメリカで練習したからと言ってアメリカの選手のような動きをしたら、自分のスタイルが崩れてしまうし、あくまで自分がいいなと思ったもの、必要なものを取り入れています」
――ISAO選手にとっては変化した一年ではなく進化した一年だった、と。
「はい。試合が終わる度に『ああすればよかった』、『こうすればよかった』と思って、それを次の試合までに何とかしようとする。それをずっと繰り返しています」
――ISAO選手は試合でガンガン攻めるイメージがありますが、決してそこで完結しているわけではないんですね。
「戦っている時は無我夢中で思いっきり戦いますけど、それと試合後の反省は別じゃないですか。自分の中ではその二つを分けて考えています」
――そんな1年を締めくくる大晦日の試合です。色々な対戦カードがある中でISAO選手はどのような試合内要で、自分を表現したいと思いますか。
「自分がやってきたことを出し切れば必ずいい試合になると思います。少しでもマイナスな気持ちが出れば、それで自分が崩れてしまうので、常に慌てずに戦う、と。やれることはすべてやってきたと思うので、最後の最後は頭で考えるんじゃなくて、勝手に体が動くと思います。自分がやってきたことをすべてぶつければどの試合よりもいい試合になると思います」
■DEEP DREAM IMPACT対戦カード
<DEEPライト級選手権試合/5分3R>
[王者] 北岡悟(日本)
[挑戦者] 吉田善行(日本)
<フライ級/5分3R>
元谷友貴(日本)
マット・マンザナレス(米国)
<フェザー級/5分3R>
廣田瑞人(日本)
TBA
<DEEP×パンクラス対抗戦 バンタム級/5分3R>
大塚隆史(日本/DEEP)
石渡伸太郎(日本/パンクラス)
<DEEP×パンクラス対抗戦 フェザー級/5分3R>
横田一則(日本/DEEP)
ISAO(日本/パンクラス)
<DEEP×パンクラス対抗戦 バンタム級/5分3R>
北田俊亮(日本/DEEP)
中島太一(日本/パンクラス)
<DEEP×パンクラス対抗戦 フライ級/5分3R>
柴田“MONKEY”有哉(日本/DEEP)
清水清隆(日本/パンクラス)
<DEEP×パンクラス対抗戦 ライト級/5分3R>
岸本泰昭(日本/DEEP)
高橋“Bancho”良明(日本/パンクラス)
<フライ級/5分3R>
和田竜光(日本)
神酒龍一(日本)
<フェザー級/5分3R>
長倉立尚(日本)
ジョージ・ヒックマン(米国)
<フライ級/5分3R>
前田吉朗(日本)
越智晴雄(日本)
<女子DEEPフェザー級(48キロ)/5分2R>
浜崎朱加(日本)
V.V Mei(日本)
<女子DEEPフライ級(45キロ)/5分2R>
しなしさとこ(日本)
濱田リカ(日本)
<女子DEEPライト級(52キロ)/5分2R>
藤野恵実(日本)
富松恵美(日本)
<女子DEEP 59キロ契約/5分2R>
杉山しずか(日本)
ライカ(日本)
<バンタム級/5分2R>
釜谷真(日本)
原田ヨシキ(日本)
<フェザー級/5分2R>
加藤友弥(日本)
キル・ヨンボック(韓国)
<メガトン級/5分2R>
藤沼弘秀(日本)
佐藤光留(日本)
■オープニングファイト
<フライ級/5分2R>
小島壮太(日本)
小林聖人(日本)
<バンタム級/5分2R>
咲間“不良先輩”ヒロト(日本)
ROY(日本)
<ウェルター級/5分2R>
秀虎(日本)
佐藤天(日本)
<フライ級/5分2R>
加藤直之(日本)
堀内佑馬(日本)