【REAL 01】公開計量終了。バーリトゥード時代の空気をまとったようなクロン・グレイシー陣営
【写真】左手を突き出してステアダウン。デビュー戦同士だが、かなりピリピリしていた (C)MMAPLANET
22日(月)、明日23日(火・祝)にクロン・グレイシーがMMAデビュー戦を行うREAL01の計量が大会会場となっている東京都江東区の有明コロシアムで行われた。
MMAイベントの多くが第1試合からメインという順序で計量を行っているが、今大会ではメインのクロン・グレイシー×キム・ヒョンス戦から始まった。キム・ヒョンスに続き計量台に乗ったクロンは、父ヒクソンが最初からバスタオルを手にしており、下着を脱いで体重を図り、72.9キロでパスしている。
ステアダウン後、キム・ヒョンスの差し出した手を握ることなく、背中を向けたクロン。対戦相手が握手をしようとしたこと自体、気付いていなかったかもしれない。それにしても、最近のMMAとは異種のピリピリとした空気をまとっていたクロン、彼とチームだけバーリトゥード時代にタイムスリップしているようだった。なお父ヒクソンからは主催者を通し、以下のようなコメントが寄せられている。
ヒクソン・グレイシー
「いよいよ戦いの日が近づいてきました。クロンのデビュー戦は素晴らしい日になると思います。準備も整い、とてもエキサイティングです。REALに参加することで、また新たなキャリアがスタートします。日本における総合格闘技の新しい幕開けになると思います」
クロンと並び注目される兄弟揃い踏みとなったマルキーニョスとサトシのソウザ・ブラザース、弟サトシは比較的暖かな日差しが差す有明コロシアムの周辺を直前までジョグし体重を落としていた。またスーパーヘビー級の関根シュレック秀樹と河野隆太は、参考計量が明日行われることになっている。
高瀬大樹とカルロス・トヨタの一戦も無差別級ということもあり、参考計量とのこと。宮田和幸と対戦するカザフスタンのアスカー・ウンベトフは66.8キロから下着を脱いでも、まだ450グラムオーバーで、午後8時まで体重を落とさなければならないことに。また、予備計量で一説によると7キロもリミットを上回っていたヤオ・ホンガンは計量会場に姿を見せずに体重を落としているとのことだったが、明日の大会で中原太陽とバンタム級で戦うことはほぼ不可能という見方がされている。
■REAL01計量結果。
<73キロ契約/5分5R>
クロン・グレイシー:72.9キロ
キム・ヒョンス:72.2キロ
<REALウェルター級選手権試合/5分3R>
[王者] マルコス・ソウザ:77.55キロ
[挑戦者] 高木健太:77.35キロ
<スーパーウェルター級/5分2R>
菊田早苗:80.9キロ
ソン・ケナン:80.4キロ
<スーパーヘビー級/5分2R>
関根シュレック秀樹:──
河野隆太:──
<フェザー級/5分2R>
宮田和幸:66.0キロ
アスカー・ウンベトフ:66.75キロ
<スーパーライト級/5分2R>
ホベルト・ソウザ・サトシ:73.35キロ
ジョン・ドゥジェ:71.9キロ
<バンタム級/5分2R>
中原太陽:61.5キロ
ヤオ・ホンガン:──
<無差別級/5分2R>
高瀬大樹:100.25キロ
カルロス・トヨタ:108.25キロ
<ウェルター級/5分2R>
KAZZ:77.15キロ
ボウザン・カニシバエフ:77.05キロ
<スーパーライト級/5分2R>
石原裕基:73.95キロ
ベイビット・ナザロフ:74.2キロ
<70キロ契約/5分2R>
ユウキ・ソルシ:69.85
飯嶋貴幸:69.4