【TUF20】TUF決勝=世界女子ストロー級初代王者決定戦の太刀持ちはオリヴェイラ×スティーブンス
【写真】女子マッチだらけの大会でセミで戦うスティーブンス×オリヴェイラ (C)MMAPLANET
12日(金・現地時間)、ネバダ州ラスベガスのパームス・カジノリゾート内ザ・パールでThe Ultimate Fighter 20 Finale「A Champion Will Be Crowned」が開催される。6日のUFC181で既にコーチ対決であるUFC世界ライト級選手権が行われ、アンソニー・ペティスがギルバート・メレンデスに勝利したのは既報の通りだ。
今回のTUFは史上初の女子のみのシーズンとなり、その勝者がそのままUFC世界女子ストロー級に戴冠──これも初めてのケースとなる。現地時間の10日の中継分でシーズン準決勝2試合が放送され、メインの世界戦といわばランキング戦的な準決勝敗者同士の対戦が発表されることとなる。
今シーズンは結果的にコーチ対決の勝敗と、シーズンの進捗が完全にシンクロしておりチーム・ペティスが圧倒的な強さを見せてきた。準々決勝進出を賭けた初戦8試合でチーム・メレンデスの勝利は僅か1試合、クォーターファイナル4試合中3試合がペティス陣営のチームメイト対決という珍現象を巻き起こした。その初戦と準々決勝をチーム・メレンデスから唯一勝ち上がったローズ・ナマジュナスは元はといえばルーファスポートでペティスの同門だった選手。つまりシーズン20はTUF10年の歴史で、最も一方的なシーズンとなったわけだ。
そのナマジュナスと準決勝を戦うのはランダ・マルコス、もう一つの準決勝は階級を越えたInvictaチャンピオン決戦=インヴィクタFC女子ストロー級王者カーラ・エスパルザと、元インヴィクタ女子アトム級王者ジェシカ・ペネという興味深い一戦となっている。そんな史上初のTUFフィナーレ=UFC世界女子ストロー級王座決定戦の太刀持ちとなるのが、フェザー級のシャーウス・オリベイラ×ジェレミー・スティーブンス、露払いはライト級のKJ・ヌーン×ダロン・クルックシャンクが務めることとなっている。
6月にアナコンダで日沖発から生涯初タップを奪ったオリヴェイラと、カブ・スワンソンとのタイトル・イリミネーションに敗れて捲土重来を期すスティーブンス。一発のKOパワーがあるが、そこまでの組み立てが課題のスティーブンスは、小刻みのラッシュから組んでテイクダウンという勝ちパターンを構築してきた。しかし、背中を付けて戦うことを厭わないばかりか、現代MMAを消化したことでよりガードワークが生きるようになったオリヴェイラに分のあるセミファイナルとなりそうだ。
■ TUF20Finale対戦カード
<TUF20決勝UFC世界女子ストロー級王座決定戦/5分5R>
TBA
TBA
<フェザー級/5分3R>
ジェレミー・スティーブンス(米国)
シャーウス・オリヴェイラ(ブラジル)
<ライト級/5分3R>
KJ・ヌーン(米国)
ダロン・クルックシャンク(米国)
<ライト級/5分3R>
ジョー・プロクター(米国)
ヤンシー・メデイロス(米国)
<女子ストロー級/5分3R>
TBA
TBA
<女子ストロー級/5分3R>
ジョアン・カルダーウッド(英国)
ハム・ソヒ(韓国)
<女子ストロー級/5分3R>
ティーシャ・トーレス(米国)
アンジェラ・マガーニャ(米国)
<女子ストロー級/5分3R>
アシュリング・デイリー(アイルランド)
アレックス・チェンバース(豪州)
<女子ストロー級/5分3R>
フェリース・ヘリッグ(米国)
リサ・ワード(米国)
<女子ストロー級/5分3R>
ベック・ハイアット(豪州)
ヘザー・クラーク(米国)
<女子ストロー級/5分3R>
エミリー・ケイガン(米国)
アンジェラ・ヒル(米国)