【OFC23】ビビアーノ死角なし!! キム・デファンに勝ち目なし?? バンタム級世界戦
【写真】レコード、イベント内の戦績となると最強のチャレンジャーになるキム・デファンの挑戦を受けるビビアーノ・フェルナンデス。実力には開きがある挑戦者を迎えたといえるだろう(C)MMAPLANET
5日(金・現地時間)にフィリピンはマニラのMOAアリーナで、OFC23「WARRIOR’S WAY」が開催される。日本人ファイターの出場は岡嵜康悦1人となってしまったが、フィリピン大会らしくビッグネームとアジアトップのロコファイターが出揃う、粒ぞろいの試合が多く組まれた。
メインはOne FC世界バンタム級王者ビビアーノ・フェルナンデスに韓国人ファイター、キム・デファンが挑戦する一戦が組まれている。去年の10月にキム・スーチョルを下し王座に就いたビビアーノは、5月に同じフィリピンで上田将勝に勝利して以来、7ヶ月振り2度目の王座防衛戦となる。対するキム・デファンはこれまでキャリア10連勝(1分)で、OFCではタン・ブー戦とケビン・ベリンゴンに勝利している。過去に現RFCフライ級王者チョ・ナムジンに勝った試合とベリンゴン戦がもっと大きな白星といえるか。
レコード的には文句無しのキム・デファンだが、やはり対戦相手の名前を並べるとビビアーノとは経験値の差は明らかだ。打撃が切れ、寝技で仕留めること力があることも示してきたもののビビアーノのようなテイクダウン能力の持ち主、そして抑え+トランジッションの強いファイターとの対戦経験は皆無だ。対してビビアーノはOFCに出場するようになってからも、上田というミドルとテイクダウン&スクランブル力のあるファイター、岡嵜康悦というトップキープ+パウンドの強い選手、キム・スーチョルという打撃の圧+テイクダウン防御力の高いファイターを相手に世界戦で勝利してきた。
それ以前の高谷裕之、ジョー・ウォーレン、ユライア・フェイバーという対戦相手の実力は言わずもがな。もちろん、MMAは実戦だけで戦うモノではない。ただし、上田や岡崎という日本のトップ・バンタム級選手に対し、ラウンド毎にしっかりとテイクダウンし、ポジションを取り続ける──要所を締めるファイトを見せてきたビビアーノがキム・デファンの遅れを取る部分は、MMAとして一切見られないといっても良いだろう。
■ OFC23対戦カード
<ONE FC世界バンタム級選手権試合/5分5R>
[王者] ビビアーノ・フェルナンデス(ブラジル)
[挑戦者] キム・デファン(韓国)
<ヘビー級/5分3R>
ブランドン・ベラ(米国)
イゴール・スボラ(ウクライナ)
<ライト級/5分3R>
エドゥアルド・フォラヤン(フィリピン)
ティモフィ・ナシューヒン(ロシア)
<ライトヘビー級/5分3R>
ホジャー・グレイシー(ブラジル)
ジェイムス・マックスウィーニー(英国)
<バンタム級/5分3R>
ケビン・ベリンゴン(フィリピン)
岡嵜康悦(日本)
<フェザー級/5分3R>
ホノリオ・バナリオ(フィリピン)
エウベウ・バーンズ(ブラジル)
<ライトヘビー級/5分3R>
ジェイク・バトラー(米国)
シルヴェイン・ポター(フランス)
<フライ級/5分3R>
デェダムロン・ソーアミュアイシルチョーク(タイ)
レネ・カタラン(フィリピン)
<女子フライ級/5分3R>
アナ・フラトン(米国)
ワラー・アバス(エジプト)
<女子アトム級/5分3R>
ジュジー・ナガオワ(フィリピン)
タロス・サム(カンボジア)