この星の格闘技を追いかける

【on this day in】12月02日──2006年

12 02 06【写真】こんな状態で殴り続けたアルバレス。直角のコーナーがあり、ロープだからこそ見られたKOシーンだ (C)MMAPLANET

Bodog Fight
@カナダ・ブリティッシュコロンビア州バンクーバー、ジ・アグロドーム
「ホジャー・グレイシーのMMAデビュー戦を見たく、バンクーバーで行われたBodogを訪れた。億万長者のカルビン・エアーという人物が率いるBodogというイベント自体に興味を持ったのは、この2ヶ月後にラスベガスで聞かれたダナ・ホワイトの『ジョーク』発言からだった。MMAファンの皆さんならご存知のように、Bodogはダナの言う通りジョークのようなイベントだった。ただし、リング上では本物、そしてダイヤの原石と呼ぶに相応しいファイターが躍動していた。この日リングに上がった選手たちの中から、チェール・ソネンがUFCに返り咲き、アントニオ・ペイザォン・シウバにホジャー、そしてエディ・アルバレスがUFCと契約を果たすこととなる。チェールやペイザォン、ホジャーと違いアルバレスには何の予備知識がなかった。恥ずかしながら4ヶ月前にMARSに来日していることも。それだけに衝撃的だった。アーロン・ライリーの顔をコーナーに挟み込むように連打で失神に追い込んだアルバレスというファイターが僕の脳味噌に、苛烈にインプットされた。DREAMにやってくる1年3ヶ月前、プレスカンファレンスのあとで記者用のテーブルでダナのインタビューができる──そんな時代の話だ」

on this day in──記者生活20年を終えようという当サイト主管・髙島学がいわゆる、今日、何が起こったのか的に過去を振り返るコラム。自ら足を運んだ取材、アンカーとして執筆したレポートから思い出のワンシーンを抜粋してお届けします。

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