【Metamoris05】ジニスはマルセリーニョ風、ヴィニーはエディ流の動き見せるも決め手に欠く……
【写真】一本を狙うからこそのラバーからミッション・コントロールなのだろうが、マガリャエスの動きはアグレッシブには映らなかった(C)METAMORIS
<20分1R>
ヴィニー・マガリャエス(ブラジル)
Draw
マテウス・ジニス(米国)
まずはダブルレッグを狙ったジニス。これを切ったマガリャエスと、スタンドでの腕の取り合いが続く。マルセリーニョの愛弟子らしくジニスがアームドラックからバックを窺い、反応したマガリャエスにシングルを仕掛ける。ここも防いだマガリャエス、テイクダウンを懸命に切るということはトップからの攻めを想定して、この一戦に挑んでいるのか。
スタンドの攻防が続く中、6分30秒を経過したところでジニスがシングルからバックへ回り込む。観客席から歓声が起こるも、マガリャエスは胸を合わせることに成功。この後もテイクダウンを仕掛けるジニスをマガリャエスが切るという展開が続き、試合は半分が経過した。解説陣から引き込んで仕掛けるべき、マットに水をまいてグランドへ──など、厳しい意見が聞かれるが、退屈なスタンド・レスリングが続く。と、ついにマガリャエスがジャンピンガードからラバーへ。
ジニスは右ヒザを前方に出し、三角に入られることを凌ぐと、マガリャエスもラバーを解いてクローズドへ。マガリャエスが再びラバーを見せる。ジニスは右ヒザを立てて、次の展開を作らせない。ジニスも防御に徹し、マガリャエスはクローズドへ。ガードを割ろうとしたジニスに対し、マガリャエスはラバーガードからミッション・コンとロール。と、オモプラッタへ組み換えにきたところでジニスがパスを狙う。ここからバックを狙うも、マガリャエスも足を戻す。残り5分を切り、ジニスもガードのなかから攻撃的な動きを見せるように。
ときおり頭をマットにつけ、疲れを見せるマガリャエス。ラバーガードからミッション・コントロール、10thプラネット柔術を駆使するもガードに戻し、キムラへ。試合がガード+ラバーで膠着気味になる。残り1分30となりジニスは足を一本引き抜く。マガリャエスはハーフで耐え、クローズドへ戻す。最後はラバーにパスを仕掛けたジニスに対し、マガリャエスが足を抜かせないという力の入った攻防のなかでタイムアップとなった。