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【DEEP DREAM】元谷友貴の相手はUFCへの登竜門=RFAの前チャンピオン!!

Matt Manzanares【写真】有力選手の招聘が難しくなり続ける中、意義ある対戦相手──マット・マンザナレスが元谷友貴の対戦相手となった (C)RFA

26日(水)、東京都新宿区のDEEP東京事務所で12月31日(水)に埼玉県さいたま市中央区のさいたまスーパーアリーナで開かれる「DEEP DREAM IMPACT2014~大晦日Special~」の追加カード、修斗バンタム級世界王者・神酒龍一×前DEEPフライ級王者・和田竜光戦が両者立会いの下で発表された。

また、日本×世界というテーマの下、同会見でカードが発表される予定だった中村K太郎は、対戦が決まっていた相手選手の負傷を受け、出場決定選手として会見に出席。これ以外の国際戦として、DEEPフライ級チャンピオン元谷友貴が前RFAフライ級王者マット・マンザナレスと戦い、加藤友弥が韓国のキル・ヨンボックを迎え撃つことが佐伯代表より明らかとなった。

堀口恭司に続き、UFCフライ級戦線で活躍することが期待されている元谷は、今やLegacy FCと並び、全米有数のフィーダーショーとしてオクタゴンに多くの選手を繰り出しているResurrection Fighting Alliance の前フライ級チャンピオンとのマッチアップとなった。マンザナレスはキャリア7勝3敗。昨年11月にザック・マコウスキーに敗れ、最初の挑戦ではRFAのベルトを巻きそこなったものの、4月にブラジルの新鋭ジュニオール・マラニャオンとのタフマッチを制し、前述したマコウスキーやセルジオ・ペティスというUFC入りを果たしたファイターの後を受けチャンピオンの座に就いた。

その王座は9月にノヴァウニオン所属のアレッシャンドリ・パントージャに敗れ、陥落。だからこそ、マンザナレスは再びオクタゴンを目指すためにDEEP王者を食ってやろうと相当の意気込みでいるに違いない。いわば『絶対に負けられない戦い』のために来日するマンザナレスの右オーバーハンドには、元谷も警戒が必要となる。外国人選手との対戦経験のない元谷にとって、そのパンチ力を含め、レスリング力とフィジカルも脅威となる恐れがあり、厳しい試合になることが予想される。逆にマンザナレスのような厳しい相手をこの舞台で、派手に倒してこそ世界最高峰が近づくというものだ。

【写真】豪快な投げとともに、最近では打撃にも成長のあとを見せるキル・ヨンボックが復活・加藤の対戦相手だ(C)MMAPLANET

【写真】豪快な投げとともに、最近では打撃にも成長のあとを見せるキル・ヨンボックが復活・加藤の対戦相手だ(C)MMAPLANET

一方、加藤は3年振りのMMA復帰戦。アウトサイダーからDEEPでキャリアを積み、09年のフィーチャーキングトーナメント・ライト級で優勝を果たしたが、中堅&上位陣との対戦で厳しい戦いが続き、2012年からはキックで活動してきた。

そんな加藤の相手キル・ヨンボックは韓国ROAD FCジョン・ムンホン代表率いるチーム・フォース所属で、レスリングがベースのファイターだ。力強いバックスローや腰の入ったパンチを武器とし、今年5月の梅田恒介戦では右フックからのパウンド連打でTKO勝ちを収めている。このキル・ヨルボック、実はMMAデビュー戦と2戦目をDEEPで戦っており、3年5カ月振りの再来日となる。

K太郎の相手も元UFCファイターとの交渉が水面下で進められており、対世界3試合はフィーダーショー・チャンピオンのマンザナレス、躍進韓国MMA界で4連勝中のキル・ヨルボック、そして元UFCファイターと現在の世界MMAの流れに則した──見てみたい外国人選手の招聘となる。また、K太郎の国際戦を始め長倉立尚、藤沼弘秀の対戦カードが近日中に発表され、大晦日のラインナップは出揃うことになるようだ。

■DEEP DREAM IMPACT対戦カード

<DEEPライト級選手権試合/5分3R>
[王者] 北岡悟(日本)
[挑戦者] 吉田善行(日本)

<フライ級/5分3R>
元谷友貴(日本)
マット・マンザナレス(米国)

<フェザー級/5分3R>
廣田瑞人(日本)
高谷裕之(日本)

<DEEP×パンクラス対抗戦 バンタム級/5分3R>
大塚隆史(日本/DEEP)
石渡伸太郎(日本/パンクラス)

<DEEP×パンクラス対抗戦 フェザー級/5分3R>
横田一則(日本/DEEP)
ISAO(日本/パンクラス)

<DEEP×パンクラス対抗戦 フライ級/5分3R>
柴田“MONKEY”有哉(日本/DEEP)
清水清隆(日本/パンクラス)

<DEEP×パンクラス対抗戦 バンタム級/5分3R>
北田俊亮(日本/DEEP)
中島太一(日本/パンクラス)

<DEEP×パンクラス対抗戦 ライト級/5分3R>
岸本泰昭(日本/DEEP)
高橋“Bancho”良明(日本/パンクラス)

<ウェルター級/5分3R>
中村K太郎(日本)
TBA(米国)

<フライ級/5分3R>
前田吉朗(日本)
越智晴雄(日本)

<女子DEEPフェザー級(48キロ)/5分2R>
浜崎朱加(日本)
V.V Mei(日本)

<女子DEEPフライ級(45キロ)/5分2R>
しなしさとこ(日本)
濱田リカ(日本)

<女子DEEPライト級(52キロ)/5分2R>
藤野恵実(日本)
富松恵美(日本)

<女子DEEP 59キロ契約/5分2R>
杉山しずか(日本)
ライカ(日本)

<フェザー級/5分3R>
加藤友弥(日本)
キル・ヨンボック(韓国)

<バンタム級/5分2R>
釜谷真(日本)
原田ヨシキ(日本)

■オープニングファイト

<フライ級/5分3R> 
小島壮太(日本)
小林聖人(日本)

<バンタム級/5分2R>
咲間“不良先輩”ヒロト(日本)
ROY(日本)  

<ウェルター級/5分2R>
秀虎(日本)
佐藤天(日本) 

<フライ級/5分2R>
加藤直之(日本)
堀内佑馬(日本)

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