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【RFA14】フライ級新チャンピオンはマンザナレスに

2014.04.12

<RFAフライ級王座決定戦/5分5R>
マット・マンザナレス(米国)
Def.2-1
ジュニオール・マラニャオン(ブラジル)

地元マンザナレスと対戦するマラニャオンに大きなブーイングが送られる。頭一つ、長身のマラニャオンに対し、マンザナレスは左ジャブを伸ばす。マラニャオンも左ジャブからミドル、これは掴まれそうになったが、直後にジャブから右ストレートをヒットさせ、マンザナレスの動きを止める。果敢にインサイドに入り、左をかぶせ、右を伸ばすマンザナレスだが、右ハイを受けて再びバランスを崩す。

ローを放つマンザナレス、マラニャオンがローを返すと、次の右ローが股間に当たってしまう。再開後、左ローから右ハイを蹴っていくマラニャオンが、サイズの違いを生かした攻撃を続ける。マンザナレスもしっかりと距離を取るが、ラッシュを受けるとどうしても押し込まれてしまう。と、マラニャオンの左ローが今度はマンザナレスの急所に。すぐに試合は再開され、マンザナレスの右が大きくなったところでマラニャオンがテイクダウンに成功する。クローズドを捌いて、マラニャオンがパンチを落したところで初回が終わった。

2R、ローに右を合わせるマンザナレス。マラニャオンは勢いのある右ローを入れる。と、直後に右ストレートでダウンを奪ったマンザナレス。ガードを取ったマラニャオンはパンチを受けながら腕十字、さらに三角絞めで攻め込む。これを逃れたマンザナレスに足関節を仕掛けるマラニャオンは、ガードのなかにマンザナレスを入れて息を整える。三角は胸を張って防ぎ、起き上がったマンザナレスにマラニャオンは腕十字、これも逃れたマンザナレスがスタンドへ戻る。しばらくガードを取り続けていたマラニャオンは、レフェリーに促されスタンドに戻ると、ダブルレッグでテイクダウンを奪取した。

残り2分を切り、クローズドのマンザナレスにマラニャオンはエルボーを落す。起き上がりパウンドを入れるマラニャオンが、またも足関節を狙う素振りを見せる。最後はしゃがんで抑えにいったマラニャオン、サブミッションの仕掛けとテイクダウンではダウンを挽回できなかったか。

3R、まだダメージが残っているのか、マラニャオンはダブルレッグを切られ引き込む。米国MMA判定負けの象徴的な動きに出てしまったマラニャオンは、マンザナレスが起き上がろうとするとしっかりクローズドが固める。手首を掴み、腕十字を仕掛けるマラニャオンだが、レフェリーがブレイクを命じる。右フックからボディショットを左右から見せたマンザナレス、マラニャオンは右ハイキックをキャッチしてテイクダウンへ、ハーフからパンチを落すマラニャオン。二重絡みのマンザナレスは、膠着ブレイクを狙う。懸命に足を抜きに行くマラニャオンだが、前のめりになり過ぎてリバーサルを許す。ここでラウンド終了という勿体ない展開に。

4R、シャーウス・オリヴェイラの同門だが、ヒザ蹴りがないマラニャオン。ローに右フックを合わされそうになる。地元ということもあり、届かないパンチにも声援が起こるマンザナレスに対し、マラニャオンは受け身のファイトを脱却する必要がある。二段蹴りからテイクダウンに成功したマラニャオン、マンザナレスは背中をつけてクローズドガードを取る。頭を胸につけて手数が少ないマラニャオンに対し、マンザナレスは三角絞めへ。技を解くことが出来ず、ラウンド終了を迎えたマラニャオンは、このラウンドも落したか。

インターバル中に椅子に座っている状態で、前方に崩れ落ちたマラニャオン。それでも最終回に向けて立ち上がる。勢いのある左フック、アッパーを見せるマンザナレスは蹴り足を掴んでテイクダウンを奪っても、寝技には付き合わない。リーチの違いはもう関係ない。前に出て打撃を入れ、マラニャオンのテイクダウン狙いを切るマンザナレスが、右フックをヒットする。マラニャオンも懸命に右ストレートを伸ばし、テイクダウンを仕掛けるも標的は間合いを外し、目の前にいない。

残り30秒、テイクダウン狙いから引き込んで三角を狙ったマラニャオン、これが外され鵜と激しい打撃戦のなかで、最後にテイクダウンを奪取する。しかし、反撃の時間は残されておらず、結果はスプリット判定でマンザナレスがRFAフライ級のベルトをその腰に巻いた。

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