【RFC20】バンタム級タイトル戦イ・ギルウ×イ・ユンジュン、ソン・ガヨンは高野聡美と2戦目へ
【写真】イ・ギルウ×イ・ユンジュンのバンタム級戦にソン・ガヨンの2戦目、RFCオールスター戦は実現するのか (C)MMAPLANET
17日(月・現地時間)にROAD FCより、年内最終イベント=RFC20が12月14日(日・同)にソウル・オリンピックホールで開催されRFCバンタム級王者イ・ギルウにイ・ユンジュンが挑戦する一戦、そして美しすぎるファイター=ソン・ガヨンの2戦目が行われることが発表された。
昨年6月にRFCバンタム級王座トーナメント決勝でソン・ミンジョンを破り優勝、カン・ギョンホの返上したベルトをその腰に巻いイ・ギルウ。本来は今年の2月に初防衛戦を行う予定だったが、喉にポリーフができるという持病が悪化し、実戦から離れざるをえない状況が続いていた。この症状のために子供の頃より25回以上も手術を繰り返しているというチャンピオンの体調がどこまで回復しているのか。
一方、挑戦者のイ・ユンジュンは王座決定トーナメントこそ準決勝敗退となったものの、この後急激に力をつけている。大塚隆史と釜谷真の日本バンタム級実力者を下し、今年1月のキム・ウォンギ戦は57秒TKO、3月に寺島孝祐戦で判定勝ち、8月のチアゴ・シウバ戦も98秒でTKOと現在5連勝中だ。KTT~コリアンゾンビMMAからONE FC ソ・ドゥウォン・ジム=チーム・ワン所属となり、充実した設備のなかで、力のあるトレーニング・パートナーを得て、打撃、レスリング、寝技と全局面において技術力がアップしている。
特にシウバ戦ではスイッチから左ミドルを決めて勝利した一戦はまさに圧巻の強さだった。カン・ギョンホ、キム・スーチョルと並び、これからの韓国軽量級をリードする逸材が、苦労人王者イ・ギルウの折れない心に技術だけでなく、精神力で勝ることができるのか。非常に楽しみ、そして日本のバンタム級ファイターに是非、注目してほしいタイトル戦だ。
人気TV番組「ルームメイト」出演で、格闘家レベルを超えた人気を誇るソン・ガヨンは、デビュー戦に続き日本から渡韓する高野聡美が相手となる。そのプロ初陣では山本絵実というプロ・キャリアのない相手と戦いTKO勝ちしているが、高野のプロ戦績は3勝4敗──このところ3連敗中だが、紫帯の柔術トーナメントでも結果を残しており、実戦の経験値はソン・ガヨンを大いに上回る。デビュー後、脅迫事件やロマンス発覚など、芸能人として着実にステップしているソン・ガヨンに対し、RFCは育てる方向のマッチメイクを組むとしつつも、かなり厳しい韓国風英才教育を強いているようだ。
また、同大会は通算20度目のナンバーシリーズということで、メインカードが8試合、全11試合のビッグショーとなるという話も伝わってきており、日本からもリベンジを期するファイターの出場がある模様だ。現時点ではこの2カードに加え、RFC中継解説者キム・デファンがドゥグラス・ホシャ・小林と対戦する試合が決まっているが、その他のカードの発表も気になるところだ。
■RFC20対戦決定カード
<RFCバンタム級選手権試合/5分3R>
[王者]イ・ギルウ(韓国)
[挑戦者]イ・ユンジュン(韓国)
<5分2R>
ソン・ガヨン(韓国)
高野聡美(日本)
<80キロ契約/5分3R>
キム・デファン(韓国)
ドゥグラス・ホシャ・小林(日本)