【Bellator131】マヌーフをKOしたシリング 「キックより金になるベラトールでチャンプを目指す」
【写真】ビッグインパクトを残すKO勝ちと、高度な首相撲を見せたシリング。要・注目だ (C)MMAPLANET
15日(土・現地時間)、カリフォルニア州サンディエゴのザ・バレービューカジノ・センターで開催されたBellator 131「Tito vs Bonnar」でメルヴィン・マヌーフを右フックでKOしたジョー・シリング。
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ムエタイ・ベース、GLORYでも結果を残すストライカーに勝利の声を訊いた。
──素晴らしいKO勝ち、おめでとうございます。
「サンキュー!! 本当に良い気分だよ。メルヴィン・マヌーフはとても有名で、色んなことを成し遂げてきたファイターだ。そんな彼をブッ飛ばせて凄く嬉しい」
──フィニッシュは右ストレートでしたか。
「右フックだね。基本的に僕はオーソドックスなんだけどサウスポーにスイッチして、右フックを決めたんだ。向こうが右を打って来た時、『ここだっ!!』って思った。そこで足を引いて構えを変え、右を入れるドンピシャのタイミングだった」
──その前に首相撲で体を入れ替えていました。あの動きも今回の試合の作戦の一つだったのですか。
「そうクリンチでヒザを頭に入れ、そこからスイッチするのも考えていたことだよ」
──1Rにはパンチを受けてダウンを喫してしまいました。あの時、焦りはなかったですか。
「やられちゃったね(笑)。でも、危ない位置からスタンドに戻る練習は十分に積んでいた。そこに札束がぶら下がっているんだ。僕はスタンドに戻らないといけなかった(笑)。それが僕の戦いだよ。レスリングや柔術はミレニアMMA所属で、UFCで戦っているロレンツ・ラーキンとやってきた」
──この勝利でMMAレコードを2勝3敗としました。今後はGLROYとBellator、どちらを主戦場に戦っていくことになるのでしょうか。
「Bellatorで戦い続けて、勝ち星を増やしたいと思っている。そしてベラトールのタイトルを狙いたい。100パーセント、ベラトールに集中する」
──キックボクシングの方は活動停止に?
「う~ん、ファイトマネー次第だなぁ。MMAの方が金になる。チャンピオンになれば、尚更だね。条件の良い方で戦っていきたいんだ」
──ではGlory時代に封印せざるを得なかったシリング選手の首相撲やエルボーというムエタイの技が、今後もMMAで見られるということですね。楽しみです。
「Gloryで戦う前はムエタイが主戦場だった。首相撲とエルボーは、その当時から自信を持っていたんだ。ただしGloryでは、得意技を封印しなければならなかった。やっぱり、今日もMMAを戦ってみて首相撲やエルボーが使えると面白いんだよ。また、本来の自分の姿を見せることができたと思っている」
──この試合、正直なところ日本ではマヌーフというビッグネームにシリング選手は、立ち技で戦うことができるゴールドフィッシュとしてマッチアップされたと認識されていました。
「その通りだからね(笑)。いつか日本で戦いたい、そして僕のファイティングスピリットを見てほしい。ずっと、僕の試合をフォローしてくれることを願っている」