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【Bellator219】グラウンドのヒジ攻撃でシリングが、ベリーを切りつけ3-0の判定勝ち

<ミドル級/5分3R>
ジョー・シリング(米国)
Def.3-0:30-26.30-26.30-26
キース・ベリー(米国)

左ジャブから右ローを当て、バランスを崩したベリーの立ち上がり際に右フックを当てたシリングが早々にダウンを奪う。ベリーはクローズドガードを取り、パウンドとエルボーを1発ずつ入れたシリングがスタンドに戻る。続き立ち上がったベリーがクリンチでケージにシリングを押し込み、そのままダブルレッグでテイクダウンに成功する。サイドポジションでパンチを入れる。

背中を見せて殴られながら起き上ったシリングが間合いを取り直す。右頬をカットしているベリーの前足を左右のローで削るシリングが、前に出てアッパーを入れる。ベリーもクリンチアッパーを繰り出し、ローを被弾しながら左フックを打っていく。パンチをダックで返し、ダーティーボクシングのベリーはラウンド終了間際にダブルで組んでボディロックテイクダウンに成功したベリーだが、初回はダウンを取ったシリングのラウンドとなった。

2R、ダブルのフェイク、フックをよけてクリンチと組みのプレッシャーを見せるベリーに対し、シリングは左ミドル&ローを蹴って距離を取る。しかし、続く右ストレートにダブルレッグを合わされテイクダウンを許してしまう。クローズドガード、首を抱えたシリングの抵抗に、ベリーは自ら立ち上がる。スタンドに戻ると、試合はシリングの流れに。右ジャブを当てたシリングが重い右ロー2発放つ。続いてワンツーを被弾したベリーは、さらに左ストレートを受けて下がる。テイクダウン後に自ら立ち上がって流れを手放したベリーは、パンチのフェイントに掛り頭を下げると、ヒザを突き上げたシリングが初回に続き、この回もモノにした。

最終回、最初の1分でグラウンド戦に持ち込んだベリーが、マウントを取りコツコツとパンチを落としていく。シリングはブリッジでリバーサルに成功すると、エルボーを打ち下ろす。ヒジでカットされたベリーは顔面が真っ赤に染まり、スクランブルに持ち込むことができない。残り90秒を切り、ヒジ打ちを連打されたベリーはクローズドガードを続け、守り一辺倒の展開に。このままトップから攻め続けた米国ムエタイ界のトップファイター=シリングが、グラウンドのヒジ攻撃でMMA4勝目を挙げた。

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