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【PXC46】元バンタム級王者ピットピットンゲと対戦、ソムデートに全局面ムエタイを期待!!

Somdet vs Pitpitunge【写真】年齢、負傷もありソムデートも衰えることはあるかもしれない。それでも打撃でピットピットンゲに遅れを取るなど思えない (C)MMAPLANET

15日(土・現地時間)にフィリピンはメトロ・マニラのバシッグシティにあるイナレス・スポーツセンターで開催されるPXC46。メインで加藤忠治がグレン・ラニーロとPXCライト級王座を賭けて戦う同大会に、日本からランバー・ソムデートM16も出場する。

昨年8月のPXC38でラビン・カタランを破りPXCデビューを飾ったソムデートだが、3月にアーネスト・モンティーラJrとフライ級王座決定戦が決まったものの負傷欠場。今大会でモンティーラJrがアルヴィン・カルダックと王座決定戦を戦うことになったが、ソムデート自身はノンタイトル戦で元PXCバンタム級王者クリサント・ピットピットンゲと対戦する。

ついに40代の大台に乗ったソムデートは、これまでキャリア12勝2敗で過去12年負け知らずの9連勝中だ。PXC初戦ではキャリア初の一本勝ちを得てご機嫌だったが、その時約束されたストロー級の新設は進まず、フライ級王座からも遠ざかったこともあり、このまま現役から身を引くのではないかという憶測も飛んでいた。そして迎えた1年3週間ぶりの実戦復帰の相手は上記にある通り元バンタム級、本来はストロー級のソムデートとは体格の差が確実に存在している。

それでもフック主体のパンチャーに、打撃の面でソムデートが遅れを取るとは到底思えない。いくらピットピットンゲにパワーがあり、打撃の回転が速いといっても、ソムデートを金網際に追い込むようなプレッシャーを与えられることはないだろう。ただし、組みを織り交ぜて、組み付きながらパンチ、パンチから組み付くという展開に持ち込むとソレも可能になる。そして、ソムデートにとって一番嫌な展開が、その繰り返しだ。

金網に押し込まれた状態、尻餅と立ち上がるという繰り返しのなかであれば、ピットピットンゲの拳がソムデートを捉える可能性は出てくる。そこでソムデートに期待したくなるのが、ケージを背にした時のエルボーやヒザの妙技、そして首相撲系の足払いというまだまだMMAでは見られることが少ないムエタイの全局面的奥義だ。MMAムエタイ、ソムデートならではのミックストマーシャルアーツを披露してほしいものだ。

■PXC46対戦カード

<PXCライト級王座決定戦/5分5R>
グレン・ラニーロ(フィリピン)
加藤忠治(日本)

<PXCフライ級王座決定戦/5分5R>
アーネスト・モンディーラJr(フィリピン)
アルヴィン・カクダック(米国)

<女子アトム級/5分3R>
ジナ・イニオン(フィリピン)
コートニー・ケイシー(米国)

<フライ級/5分3R>
クリサント・ピットピットンゲ(フィリピン)
ランバー・ソムデートM16(タイ)

<フライ級/5分3R>
ディーン・ベルムデス(フィリピン)
ジネル・ラウサ(フィリピン)

<ストロー級/5分3R>
ロイ・ドリゲス(フィリピン)
デニス・サラザール(フィリピン)

<フェザー級/5分3R>
ウェズレイ・ペリエラ(ブラジル)
アレックス・モンタルバン(フィリピン)

<フェザー級/5分3R>
ジョシュ・サピノーソ(フィリピン)
ロビン・エクラヴェア(グアム)

<バンタム級/5分3R>
アーニー・ブラカ(フィリピン)
マーク・アベラルド(ニュージーランド)

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