【写真】9年前のエディ・アルバレス。今の写真と並べなると、また印象は違うのかもしれないが、この1枚だとほとんど変わりない印象だ。ただし、当時はウェルター級で鼻っ柱の強さ、は十分に伝わってくる (C)Tom DeFazio

MFC05 USA X JAPAN
@ニュージャージー州アトランティックシティ、タージマハル
「思い切り面影は見て取れる──というよりも、ほとんど変わりない。そのまんまに見えるエディ・アルバレス。ただ、よ～く見れば当然のように若いし、鼻っ柱の強さがまだ顔中に表れている。この日、ロシア資本の不思議なMMAプロモーションだったMFCは米国×日本の対抗戦を行い、阿部裕幸、BJ、虎士、大久保一樹、土田裕一郎、浜中和宏、宮崎祐二らが出場。エディはコブラ会の花澤大輔13を僅か4分02秒でパウンドアウトし、対抗戦は6勝2敗で米国が大勝した。ちなみに日本の勝利はアベ兄とBJ、当時の師弟コンビが挙げたもの。エディといえばこの夜の勝利でプロデビュー以来6連勝、全てフィニッシュとしている。そりゃあ鼻っ柱がいかにも強そうな面構えにもなるというもの。この1年後、MFCの資本はネットカジノのカルビン・エアーに移り、ボードッグと呼ばれるようになった。そこでエディはウェルター級王者となり、東部のローカルヒーローから、非UFCライト級最強ファイターへの道を歩み始めた」

on this day in──記者生活20年を終えようという当サイト主管・高島学いわゆる、今日、何が起こったのか的に過去を振り返るコラム。自ら足を運んだ取材、アンカーとして執筆したレポートから思い出のワンシーンを抜粋してお届けします。

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