【UFC179】モランゴ、マラカナンに隣接したマラカジーニョでキムラによって一本負け
<158ポンド契約/5分3R>
トニー・マーチン(米国)
Def.1R4分16秒by キムラ
ファブリシオ・モランゴ(ブラジル)
両者、計量オーバーで契約マッチとなった一戦。長身のマーチンが左ジャブを伸ばす。モランゴも飛び込んで左を振るうがリーチの差は明らかだ。それでも鋭い踏み込みからパンチを放つモランゴに対し、マーチンがテイクダウンに成功する。ハーフからキムラを狙うマーチン、モランゴは背後からマーチの右手を右手で掴んで固める。これを解いて胸を合わせてきたマーチに逆にモランゴがキムラを仕掛ける。マーチンはこのクラッチを利して、上体をモランゴの頭の方に移動させ、再度キムラを仕掛ける。パスからサイドを取り、頭を跨いで力を込めるマーチン。タップしそうな仕種も見せたモランゴが耐え続ける。
しかし、もう一度頭を跨いで捻りを加えると、ついにモランゴがタップした。リオのグレイシーウマイタ出身のモランゴ、同会場に隣接したマラカナンで63年前に師ホイラー・グレイシーの父エリオが、木村政彦に敗れたキムラでの一本負けとなった。