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【RFC19】福田力が3連勝を賭けて、11月9日にソウルでイ・ドルヒと対戦

Riki Fukuda【写真】7月には元PRIDEファイターのユン・ドンシクの投げを潰してテイクダウン。パウンドで勝利している福田力、イ・ドルヒはタイプ的にも落とせない相手だ (C)MMAPLANET

1日(水・現地時間)、Road FCより11月9日(日・同)に韓国ソウルのオリンピックホールで開催されるRFC19に福田力が出場、イ・ドルヒと対戦することが発表された。

UFC後、福田は今年の1月からRFCを主戦場とし、1月のキム・フィスン戦に続き、7月のユン・ドンシク戦でも2試合連続でTKO勝ちを収めている。対するイ・ドルヒは昨年6月に激しい打撃戦となった川村亮戦でスプリットながら判定勝ちしているファイターだ。イ・ドルヒは1月に福田がRFC初勝利を飾ったときから、ジョン・ムンホン代表に対福田戦の実現を直訴してきた。

とはいっても、福田が21勝7敗のキャリアを誇り、UFCでも微妙な判定負けを含めて2勝3敗というワールドクラスの活躍をしてきたのに対し、イ・ドルヒはMMA戦績8勝7敗。実績には大きな開きがあるといっても良いだろう。もちろん、勝負は何が起こるかわからない。一発を受けて、イ・ドルヒの乱打戦に持ち込まれる可能性はゼロではない。ただし、福田が冷静に打撃戦のなかでテイクダウンに結びつければ、決して難しい相手ではないはずだ。韓国人ファイターの打撃の圧力は強い。ただ、福田が目指すところは韓国人ファイターのような打撃の圧力に加え、下がって打てる、そしてテイクダウン能力の高い選手に勝利していくこと。イ・ドルヒに躓くようでは最高峰への返り咲きはなくなってしまう。

もともと福田サイドとしては、3度目のRFC出場に関してミドル級王座を賭けた戦いを要望、もしくはウェルター級転向を視野に入れていた。しかし、そのどちらも実現に至らなかったことで、RFCと福田の見ている先に違いが出てきている可能性もある。ここはRFC王座奪取云々ではなく、韓国で完全復調を成し遂げるためのイ・ドルヒ戦──という見方もなりたつ。それだけに、一か八かの勝負を仕掛けてくるだろうイ・ドルヒを相手に、福田にとっては絶対に落とせない一戦となる。

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