【Titan FC30】腕十字極まらずも、マガリャエスが右ハイからギロチンでライトヘビー級王者に
<Titan FCライトヘビー級王座決定戦/5分5R>
ヴィニー・マガリャエス(ブラジル)
Def.4R0分36秒 by ギロチンチョーク
ジェイソン・ブリッツ(米国)
ワンツーから左フックを見せたマガリャエスが、右ハイを繰り出す。これを受けて動きが鈍ったブリッツが、組みにいくも簡単に下になってしまう。パス狙いからバック、ブリッツの動きに合せてマウントを取ったマガリャエス。続いてバックマウントに移行するも、ブリッツが前方に振り落す。マガリャエスがラバーガードを見せるが、すぐにクローズドへ戻す。インサイドから右のパウンドを落したブリッツは、手首を掴まれるとそのまま胸板へエルボーを落す。レッグロック狙いのマガリャエス、これを潰したブリッツが右エルボーを続ける。
マガリャエスは再びラバーに入り、ミッションコントロール+エルボーを見せる。クローズドの状態でケージに押し込まれたマガリャエスが、ケージを蹴って腕十字もブリッツが察知し不発に。序盤は動きが良かったマガリャエスだったが、下になる時間が長く微妙な初回となった。
2R、ブリッツのテイクダウンにマガリャエスがオモプラッタを合わせる。そのまま逆の脇をすくってリバーサルを完成させたマガリャエスだったが、ブリッツがわきをすくってトップを奪い返す。クローズドを取ったマガリャエスが、マウスピースをしておらず試合が一時中断する。再開後、起き上がってパンチを落すブリッツに対し、マガリャエスが腕十字へ。そのままスイープに移行したマガリャエス、ブリッツも即スクランブルに持ち込む。
ここでマガリャエスは両ヒザをついた状態でパンチを振るうという珍しいシーンを見せる。結局はガードを取ったマガリャエスが、腕十字から前方にブリッツを送り再度スイープに成功する。さらにパスし腕十字を狙うも、ここもブリッツが防ぎトップを奪取。直後に2Rが終了した。
3R、ブリッツがマガリャエスの右ミドルをキャッチしてテイクダウン。ここでも腕十字を防いでインサイドガードへ。ブリッツは右エルボーを落とすが、マガリャエスが右のエルボーを連打すると、ブリッツの動きが止まる。エルボーを側頭部に受け続けるブリッツを見て、レフェリーが試合をストップ。と、即上体を起こしたブリッツを見て、エルボーが後頭部に入っていたので試合を止めたと説明する!!
試合がスタンドで再開すると、ケージに詰められたマガリャエスが、払い腰でテイクダウンも、そのままトップを許してしまう。腰を切って腕十字を狙ったマガリャエスに対し、腰を引いてスペースを作ったブリッツがパウンドを連打したところで3Rが終了した。4R、ブリッツの左右のフックに、マガリャエスも右を返し、右ハイキックへ。倒れながら組みついたブリッツの首を取ったマガリャエスはギロチンの態勢に。腕十字を防ぎ続けてきたブリッツだが、ギロチンにはすぐにタップ。マガリャエスがタイタンFCライトヘビー級王座を獲得した。