【OFC05】注目のONE FCフィリピン大会にグレイシー3兄弟揃い踏み
【写真】上段左よりホーレス、イーゴー、下がグレゴー。各々が6勝1敗、5勝2敗、6勝2敗という戦績を残すが、ヘンゾ・グレイシー(右下)のいうようなMMAを再び支配するのは苦難の道だ (C) OFC & MMAPLANET
27日(金・現地時間)、8月31日(金・同)にフィリピンの首都マニラ、ケソン地区のスマート・アラネタコロシアムで行われるONE FC05「Pride of a Nation」にホーレス、イーゴー、グレゴーのグレイシー3兄弟が出場することが発表された。
日本から青木真也、そしてビビアーノ・フェルナンデスがUFCを蹴って契約したことで注目されるONE FCの第5回大会は、初のフィリピンでのイベントで収容人員16,500人の会場で開催される。
前述した青木&ビビアーノ参戦に加え、アンドレイ・オルロフスキーやジェンス・パルヴァーというUFC世界王者経験者が、豪州のソア・パラレイ&地元フィリピンのエリック・ケリーと対戦するなど、一気にグレードアップした感のあるONE FCにMMAのルーツ、グレイシー一族から3兄弟が揃い踏みを果たす。
伝説&最強のグレイシー=ホーウスの二人の息子ホーレス&イーゴーに加え、彼らと同じ母を持つグレゴー。ヘンゾに育てられた兄弟はそれぞれトニー・ボネロ、チャ・ジョンファン、ニコラス・マンと対戦する。
ホーレスは2月のボブ・サップ戦以来2度目、イーゴーは初めてのONE FC、グレゴーは4月のマレーシア大会でまさかのTKO負けを喫し、4カ月のインターバルで3度目のONE FC出場となる。ヘンゾは3兄弟の出場に関し、リリース内で「これまでの人生で最もハードなトレーニングを積んでいる。3人ともこの大会がフィリピンのMMA史上、最大のイベントになることは分かっている。厳しい練習の成果を、16,500人の観客の前、歴史に残る場所で発揮する。マニラのファンは、グレイシーの新しい世代が再びMMAを支配するシーンを目にするだろう」と語っている。
とはいうものの、ボネロは元はライトヘビー級で2年振りのMMA参戦、チャ・ジョンファンは3月にRFCでホアン・カルネイロに一本負けを喫し、マンはフィリピン国産大会のURCCで4勝1敗というファイター。他のカードがビビアーノ×ファルシローニ、フォラヤン×エノモトらせめぎ合いが予想されるだけに、しっかりと勝利を収めないと、マイナスのイメージを残すこともある。ヘンゾのいうMMAを再びグレイシーが支配するような期待を持たせるためにもホーレス、イーゴー、そしてグレゴーは相当の覚悟を持って、圧倒的な強さを見せつける必要がある。
■ONE FC05「Pride of a Nation」対戦カード
<ライト級/5分3R>
エドゥアルド・フォラヤン(フィリピン)
フェリペ・エノモノト(スイス)
<バンタム級/5分3R>
ビビアーノ・フェルナンデス(ブラジル)
グスタボ・ファルシローリ(ブラジル)
<ヘビー級/5分3R>
アンドレイ・オルロフスキー(ベラルーシ)
ソア・パラレイ(豪州)
<ヘビー級/5分3R>
ホーレス・グレイシー(ブラジル)
トニー・ボネロ(米国)
<フェザー級/5分3R>
エリック・ケリー(フィリピン)
ジェンス・パルヴァー(米国)
<ウェルター級/5分3R>
フィル・バローニ(米国)
ホドリゴ・ヒベイロ(ブラジル)
<ウェルター級/5分3R>
イーゴー・グレイシー(ブラジル)
チャ・ジョンファン(韓国)
<ミドル級/5分3R>
グレゴー・グレイシー(ブラジル)
ニコラス・マン(豪州)
<フェザー級/5分3R>
ミッチ・チルソン(米国)
シャノン・ウィラチャイ(タイ)
<バンタム級/5分3R>
キム・スーチョル(韓国)
ケビン・ベリンゴン(フィリピン)