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【OFC05】フォラヤン、エノモトに打ち勝ちOFCライト級王座決定戦へ

2012.09.01

<ライト級/5分3R>
エドゥアルド・フォラヤン(フィリピン)
Def.判定3-0
フェリペ・エノモト(スイス)

身長で10センチ上回るエノモトに対し、フォラヤンは左ローから、左ジャブを伸ばす。両者慎重な立ち上がりのなか、フォラヤンの右ローに大きな声援が起こる。右から左を伸ばすフォラヤンだが、エノモトも右を返していく。エノモトの右に対し、右から左ロー、さらに右を返したフォラヤン。エノモトも右を伸ばす。フォラヤンは左フックを伸ばしながら前に出て、後回し蹴りへ。エノモトは距離を取り直し、右ローを蹴り込む。

フォラヤンは左右に回りながら、距離を詰めて右ミドルを見せるが、エノモトにキャッチされる。パンチを振るって、足を引抜いたフォラヤンは左ジャブからボディストレートにつなげる。と、右フックから左フックをヒットさせ、リーチの差に負けない踏み込みを見せる。残り30秒、フォラヤンが右ストレートを伸ばし、右ミドルもヒットさせ初回が終了した。

2R、互いの左が交錯するが、直後にフォラヤンの左から右フックがエノモトを打ち抜く。左から右ストレートを伸ばしたフォラヤンが優勢に試合を進める。エノモトのパンチをスウェイでかわし、一気に距離を詰めると勢いのある右フックを連続で打ち込む。一見、大振りのパンチだが間合いを掴んでいるフォラヤンは、さらにバックキックもボディにヒットさせる。

右ローを返すエノモトだが、右のオーバーフック、左フック、さらにワンツーからサイドキックを受ける。左のカウンターでエノモトを迎え撃つフォラヤンは、右ミドルをキャッチされ組みつかれるが、すぐに距離をとって左から右をヒットさせる。再び組みついたエノモトだが、フォラヤンはケージを背にして倒れず、押し返して距離を取る。

エノモトは右ローを打ち込むが、右フックを受けてダウン。ガードを取るエノモトに鉄槌、パウンドを落とすフォラヤンだが、タイムアップに絶好の好機を阻まれる。

最終回、エノモトも踏み込みが深くなるも、フォラヤンの距離の取り方は絶妙だ。エノモトの右ストレートがヒットすると、フォラヤンは思い切り左右のフックを振り回し、連打を受けないようにする。

両者の右が交錯するも、フォラヤンのパンチは空振りになっても勢いを感じさせる。しかし、左ローをキャッチされ右フックを受けてバランスを崩すフォラヤン。左ジャブを伸ばして間合いを取り直す。下がると追い込まれるエノモトは、前に出てパンチを振るいながら組みつくが、フォラヤンは倒れず距離を取り直す。

左右のローで前足を攻撃するエノモトに対し、フォラヤンは左フックを伸ばす。残り30秒、手数が少なくなったフォラヤンだが、シングルレッグでテイクダウンを奪う。パウンドを狙ったところで、蹴り上げを受けたフォラヤンが後方に距離を取って立ち上がったところで試合はタイムアップを迎えた。

結果、ジャッジの裁定は3-0でフォラヤンに凱歌があがった。フィリピン国旗を身に纏ったフォラヤンは「試合を終わらせたかったけど、2Rも時間が十分じゃなかった。ライト級のベルト? まずはこの勝利について、神とここに来てくれたフィリピン人ファンに感謝の言葉を伝えたい」と試合を振り返った。ここでONE FCビクトー・キュイ代表がケージに上がり、10月6日にONE FC世界ライト級王座決定戦に彼が出場することを約束した。

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