＜バンタム級／5分3R＞
キム・スーチョル（韓国）
Def.3-0
ケビン・ベリンゴン（フィリピン）

突進して右ストレートを放っていったキム・スーチョル、そのまま勢いに任せて組みついていくが、ベリンゴンが姿勢を入れ替えて距離を取る。再びパンチを振るいながらシングルレッグで組みついたキム・スーチョルがテイクダウンを奪う。左のパウンドを思い切り打ち込んだキム・スーチョル、ベリンゴンは立ち上がることができない。

キム・スーチョルはベリンゴンの蹴り上げを担いで鉄槌を落とすが、一瞬の隙をついてベリンゴンが立ち上がる。その際、キムラ・アームロックをキム・スーチョルが狙うが、ベリンゴンは腕を引抜いてスタンドへ。しかし、すぐにダブルレッグを許したベリンゴンは、パスされサイドを取られる。足を一本戻したベリンゴンだが、キム・スーチョルは鉄槌やパウンドを放っていく。

グランドの攻防が続き、ビーイングが起こるなかキム・スーチョルのパウンドが勢いを増す。残り10秒でテイクダウン狙ったキム・スーチョルは、ベリンゴンに返されるとギロチンを仕掛け、紹介終了の時を迎えた。

2R、初回同様突っ込んできたキム・スーチョルに左ハイを見せたベリンゴンだが、ここでもバックを許しそのままテイクダウンされてしまう。サイドから左の鉄槌、パウンドをキム・スーチョルが落し、ベリンゴンは苦戦が続く。立ち上がり、蹴り上げを捌いたパウンドを落としたキム・スーチョルは、ハーフから肩パンチを見せる。

もう一度をキムは立ち上がると、ベリンゴンは強引にラバーガードを仕掛けるが、キム・スーチョルはパウンドで攻撃を続ける。ここでキム・スーチョルの鼻血が酷くドクターチャックが入るが、試合は中断する。中断前と同じ態勢で試合が再開されるが、レフェリーがブレイクを命じ、試合はスタンドへ戻る。

キム・スーチョルのテイクダウンをかわしていたベリンゴンだったが、ケージを背にして肩に乗りすぎたせいで、再びテイクダウンを奪われる。試合はここで2Rが終了し、ベリンゴンが勝つには逆転TKO勝ちしかない状況に。

3Rもすぐにキム・スーチョルが組みつくが、ベリンゴンが逆にケージに押し込んでいく。スクランブルの攻防のあと、トップを制したのはベリンゴン。サイドからパンチを落し、キム・スーチョルを攻め込んでいく。ハーフに戻したキム・スーチョルは、2Rを取っていると判断してか、下からしがみつき時間が過ぎるのを待つようになる。

残り1分15秒弱でブレイクが掛かし、試合はスタンドに戻るも、ここでもキム・スーチョルがテイクダウンを狙って組みついていく。ベリンゴンは逆にテイクダウンを奪うも、直後にタイアップ。両者が健闘を称えあうなか、裁定は3-0 でキム・スーチョルが勝利した。

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