【RFA18】スタンドの迷い振り切り前進、パントージャがRNCでマンザナレス落とし、RFAフライ級頂点に
<RFAフライ級選手権試合/5分5R>
アレッシャンドリ・パントージャ(ブラジル)
Def.2R2分38秒by RNC
マット・マンザナレス(米国)
ワンツーを振るうパントージャ、王者マンザナレスもその特徴である僅かに肩を引くオーバーハンドを繰り出す。低い姿勢から右ローを蹴り込むマンザナレスが、ワンツーにつなげる。さらに左ボディフックを見せたマンザナレスに対し、パントージャが組んでテイクダウンへ。倒されたチャンピオンは、そのまま勢いで立ち上がり試合はスタンドへ戻る。大振りのフックからパントージャは組みつき、ケージにマンザナレスを押し込む。ここでパントージャのヒザが急所に入り、両者が分けられる。再開後、切れのあるレバーショットをマンザナレスが見せる。
パンチのフェイントに掛かるようになり始めたパントージャは、迷いを振り切るかのようにローから前に出るも、王者がバックステップでかわす。続くパントージャの前進にアッパーを入れた王者が、順調な立ち上りを見せた。
2R、パントージャの突進をサークリングでかわすマンザナレスに対し、ようやく距離を詰めた挑戦者が首相撲からヒザ蹴りを見せる。続く打撃の交換は、パントージャのフックとマンザナレスのフックから交錯する。そのフックで姿勢が乱れた王者が、テイクダウンを許しマウントを取られてしまう。パントージャは果敢に腕十字を仕掛けるも、ここを逃れた王者がスタンドへ戻る。
迷わず前に出るようになったパントージャは、首相撲からヒザ蹴りを受けても構わず組んでテイクダウンへ。王者の反応に合せてバックを取るや、一瞬にして両足をフックし背中が伸ばす。右手は喉下、左手は自らの耳の後に回すというクラッチでRNCを極めると、マンザナレスはタップせず目を見開いて失神。アレッシャンドリ・パントージャが新RFAフライ級王者に輝いた。RFA王者の倣い、UFC出場をアピールした新チャンピオン、かつて敗れ今や同門のジョズエ・フォーミガに続くことができるか。