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【Glory】ダビッド・キリア、ケムから左ハイでダウンを奪って大金星

<GWS70キロトーナメント1回戦/3分3R>
ダビッド・キリア(グルジア)
Def.判定3-0
ケム・シッソーピノーン(タイ)

右の前蹴り、右ローとキレのある蹴りを見せるケム。キリアは左ジャブから右ストレートを伸ばすが、ローから右ストレートを受ける。ワンツーで前に出るキリアは、ローとヒザを受けるも前に出ようとする。ミドルでキリアの前進を止めるケムだが、極真出身のキリアの左ハイを受けてダウンを喫する。両手を差し出し、視線を遮断して放たれた見事なキリアのハイキックだった。

立ち上がると、ギアを上げたように前蹴りを見せるも、キリアも後ろ回し蹴りへ。セーム・シュルトとトレーニングを積むキリアが、2Pという大きなアドバンテージを得ることになった。

2R、左フックの連打、右ボディと前に出るケム。キリアは左ミドルから、アッパーを返す。近距離でアッパーを見せるケムは、キリアの左ハイをブロックする。ショートのアッパーを見せるキリアは、左ストレートを伸ばす。ヒザから右ロー、右ストレート、さらにジャンピングニーを繰り出すケム。続いてショートのフックをダブルで打ち込む。

残り5秒で右フックから右ストレートを打ち込んだキリアは、1P失ったもののケムに主導権を握らせない一方的な戦いを2Rも見せた。

最終回、いきなりヒザ蹴りを放ち、右ローを蹴り込むケムに対し、キリアも左ジャブから右フックを打ち込む。ケムのお株を奪う前蹴りまで見せたキリアに対し、ケムは組んでからのヒザ攻撃を増やす。キリアはアッパー、ローを返して距離を取ろうとする。ローからヒザを見せたケムに、キリアのアッパーが2発ヒットする。

左フック、左アッパーとパンチを打ち込むキリア。ケムの手数が減ってくるなか、キリアは距離をとりながらフックやアッパーを見せる。最後は組んでボディにヒザを入れたケムだが、このラウンドを取り返し、延長戦に持ち込むことができるか。

しかし、ジャッジは最終回をケムのラウンドとせず、キリアはケム・シッソーピノーンを下す大金星を挙げた。

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