青木真也、ダルビッシュTシャツで計量クリア
【写真】写真撮影ではいつものように対戦相手=アルバレスの方を一切、見ることがなかった青木。しかし握手をした一瞬だけ、青木とアルバレスの視線が交錯した (C) TAKUMI NAKAMURA
20日(金・現地時間)にオハイオ州クリーブランドのI-Xセンターで行われるベラトールFC「Bellator66」で、前BFC世界ライト級王者エディ・アルバレスと対戦するDREAMライト級チャンピオン青木真也。19日(木・同)、試合会場のI-Xセンターで公開計量が行われた。
Text by TAKUMI NAKAMURA
青木は計量会場となったI-Xセンターに15:00過ぎに到着し、計量までの時間に試合で履くパンツのスポンサーチェックやセコンド申請などを済ませる。控室に用意された体重計で体重を確認すると、すでにリミットを切っており、青木には軽く水分を口に含む余裕もあった。
計量で青木はテキサス・レンジャーズに移籍したダルビッシュ有とのコラボレーションTシャツで登場し、154.5ポンド(約70.08キロ)でリミットをクリア。「明日はアメリカのファンにどんな試合を見せたいか?」という質問を受けると「試合を見てもらえれば全てが分かります」とだけ語った。
対するエディ・アルバレスも青木と同じ154.5ポンドでクリア。計量時にTシャツを脱いだアルバレスは、DREAM時代よりも発達した背中の筋肉と大きくなった上半身を披露し、「この機会をずっと待っていた。前回の対戦は日本だったけど、今回の戦う場所は自分の国、そして自分のケージだ。自分らしい試合をする!」と青木へのリベンジに燃えていた。顔を合わせての写真撮影になると、いつものように青木はうつむいてアルバレスとは視線を合わさず。撮影が終わるとお互いに礼をし、握手を交わして健闘を誓った。
計量前日の時点で体重がほぼリミットだったため、青木は「今日の朝も軽く食べて、特に体を動かすこともなく自然と体重が落ちるのを待っていました。だから体調はいい」と減量の疲れはなく「今回は体重を戻しすぎないようにする」とリカバリーは5キロほどを目安にしている。
青木は間近で見たアルバレスを「骨格は小さいけど体は筋肉でモリモリ。特に背中がモリモリでした。すごく練習してるんだろうなと思う」と分析。試合前、最後の意気込みを聞くと「オッズを見ても向こうが有利で(※アルバレスが約1.5倍、青木は約3倍)、ちょっと甘く見られていると思う。でも今の僕は自分がやることをやってきたから強いと思ってます。その部分でコノヤロー!って気持ちで戦います」と語ってくれた。
■ベラトールFC「Bellator66」主要対戦カード計量結果
<ライト級/5分3R>
エディ・アルバレス:154.5ポンド(約70.08キロ)
青木真也:154.5ポンド(約70.08キロ)
<ミドル級トーナメント準決勝/5分3R>
アンドレス・スパング:185ポンド(83.91キロ)
ブライアン・ロジャース:185ポンド(83.91キロ)
<ミドル級トーナメント準々決勝/5分3R>
ヴェチェスラフ・フェシレフスキー:185.5ポンド(84.14キロ)
マイケル・ファルカォン:185ポンド(83.91キロ)
<ライト級トーナメント準決勝/5分3R>
ロイド・ウッダード:154.5ポンド(70.08キロ)
リック・ホーン:155ポンド(70.3キロ)
<ライト級トーナメント準決勝/5分3R>
ブレント・ウィードマン:155ポンド(70.3キロ)
チアゴ・ミシェウ:154.5ポンド(70.08キロ)