【UFC144】待ったなし、UFC JAPAN公開計量終了
25日(土)、明日26日(日)にさいたまスーパーアリーナで開催されるUFC144「Edgar vs Henderson」=UFC JAPANの公開計量が行われた。雨空、気温4度という悪天候のなか、ファンが1500人以上集まり、計量前のQ&AコーナーではGSPコールが起こるなど想像以上のファンの熱が感じられた。
【写真】Zuffa UFC初の日本人オクタゴンガールとなった西垣梓さん。08年ミスユニバース・ファイナリストで戦極でリングガールを務めていた (C) MMAPLANET
日本人以外のファンの姿も目立った会場内、日本勢はHERO‘SやPRIDE時代のヒーローの山本KID徳郁や五味隆典に負けない声援が、水垣偉弥、日沖発、岡見勇信にも送られた。ブーイングが唯一起こったのは、秋山成勲がステージに現れた時。しかし、秋山はブーイングをかき消してしまうような、褐色&バキバキのウェルター級ボディを披露した。
会場一番の人気は、外国のファンの声との合わせ技で、メインで王座防衛戦を行うフランク・エドガー、そして日本でお馴染みのランペイジ・ジャクソンか。そのランペイジだが、“しばくぞ”と書かれた鉢巻を外し、計量台の上で拝むような仕種を見せた。実に6ポンドのオーバーで、ファイトマネーの20パーセントをライアン・ベイダーに回り、キャッチウェイト戦に。
「PRIDEをずっと見ていたから、日本で戦うのは夢だった。その日本でPRIDEで戦っていたランペイジと試合をするのは、凄く光栄なこと」語ったベイダー。対するランペイジは「ライアン・ベイダー、しばくぞー、コラァ」と一声張ると、「シカゴでなく、愛する皆の前で、日本で戦いたいという俺の気持ちを、ダナが酌んでくれた」と泣かせるコメントを残したが、6ポンドのオーバーは体調不良で最後の調整ができなかった可能性もある。
また、メインで世界ライト級王座を賭けて戦う両者は、共に1ポンド・アンダーで計量をパス。挑戦者ベンソン・ヘンダーソンが「素晴らしい機会を得ることができて、とてもエキサイティングしている。フランキーはとてもアゴが強くて、タフな男の中の男だ。彼のような偉大なチャンピオンからベルトを奪えることを光栄に思う」と言えば、再戦ではない新たな相手と戦うことについて聞かれたエドガーの「対戦経験のない相手との戦いで、フレッシュな気持ちでキャンプをしてきた」という言葉で公開計量の幕は下ろされた。
■UFC 144計量結果
<世界ライト級選手権試合/5分5R>
[王者]フランク・エドガー:154ポンド(69.85キロ)
[挑戦者]ベンソン・ヘンダーソン:154ポンド(69.85キロ)
【写真】随分と身長差のある両者(C)MMAPLANET
<ライトヘビー級/5分3R>
ランペイジ・ジャクソン:211ポンド(95.71キロ)
ライアン・ベイダー:205ポンド(92.99キロ)
【写真】ランペイジは、スケールの上で思わずこのようなポーズを取った(C)MMAPALNET
<ヘビー級/5分3R>
シーク・カンゴ:229ポンド(103.9キロ)
マーク・ハント:264ポンド(119.7キロ)
【写真】泰山としたマーク・ハント、何気にウェイトはリミットの1ポンド・アンダーだ(C)MMAPLANET
<ウェルター級/5分3R>
秋山成勲:169ポンド(76.66キロ)
ジェイク・シールズ:170ポンド(77.11キロ)
【写真】ブロンドでイメージチェンジ、セクシーヤマ (C)MMAPLANET
<ミドル級/5分3R>
岡見勇信:185ポンド(83.91キロ)
ティム・ボーシュ:186ポンド(84.37キロ)
【写真】岡見勇信も仕切り直しの一番に、スッキリとした短髪で臨む (C)MMAPLANET
<フェザー級/5分3R>
日沖発:145ポンド(65.77キロ)
バート・パラジェンスキー:146ポンド(66.22キロ)
【写真】気合の入った両者、日沖も計量になるとグッと闘志が顔に出る (C)MMAPLANET
<ライト級/5分3R>
アンソニー・ペティス:155ポンド(70.31キロ)
ジョー・ローゾン:156ポンド(70.76キロ)
【写真】コアファン期待の一戦、このシーンだけだと米国のように見える(C)MMAPLANET
<ライト級/5分3R>
五味隆典:155ポンド(70.31キロ)
光岡映二:154ポンド(69.85キロ)
【写真】ジャンケンでは光岡の勝ち──ではなく、握手をする直前の両者 (C)MMAPLANET
<バンタム級/5分3R>
山本KID徳郁:136ポンド(61.69キロ)
ヴァグハン・リー:135ポンド(61.24キロ)
【写真】神妙な顔つきで計量台に乗ったKID、復活なるか(C)MMAPLANET
<ミドル級/5分3R>
福田力:185ポンド(83.91キロ)
スティーブ・カントウェル:185ポンド(83.91キロ)
【写真】福田力は1年振りのファイトでUFC初勝利を目指す (C)MMAPLANET
<バンタム級/5分3R>
水垣偉弥:135ポンド(61.24キロ)
クリス・カリアソ:136ポンド(61.69キロ)
【写真】水垣とカリアソも身長差がハッキリとしている (C)MMAPLANET
<フェザー級/5分3R>
田村一聖:145ポンド(65.77キロ)
ジャン・ティエチュエン:146ポンド(66.22キロ)
【写真】千載一遇、ジャパニーズドリームが実現するか、田村一聖も気合十分 (C)MMAPLANET