【OFC15】水野竜也 「岡見さんとの練習は自信になります」
【写真】日本人旋風が巻き起こるOFCで、水野はイヴォルブMMA所属のレアンドロ・アタイジに勝利し、ミドル級を引っ張る存在となれるか(C)MMAPLANET
今日、3日(金・現地時間)にフィリピンはマニラのSMモール・オブ・エイジアで開催されるOFC15「Rise of Hero」で、水野竜也がレアンドロ・アタイジとのミドル級2戦目に臨む。
昨年10月のハファエル・シウバ戦では、ライトヘビー級時代と比較しても蹴り技、組みの両面で動きにキレを見せていた水野。大会前夜、パブリック計量と大会リハーサルを終え、午後11時前にホテルに戻ったところで取材に応じ、ミドル級転向2戦目への抱負を語ってくれた。
――パブリック計量、入場式リハーサルを終えお疲れのところ、インタビューを受けていただきありがとうございます。試合を明日に控え、仕上がりの方は如何ですか。
「万全の状態ですね」
――ミドル級2戦目、計量後も肌のつやがよく傍目からも順調なように見えました。
「前回、3R戦ったことが凄く自信になりました。今回もスタミナやパワーという心配は以前ほどはありません。ライトヘビー級時代は動きを作ること自体が大変だったのが、ミドル級だとスクランブルできます。そういう部分でも、仕上がりは良いですね」
――パブリック計量でも非常に落ち着いていました。どっしりと構え、リラックスして。
「そう見えましたか? それなら嬉しいです。やっぱり内面では緊張もしていますし。ただ、弱気にはならないようにしようといつも思っています。今回も強気で戦います」
――通常体重も以前より、減らす傾向にあるのですか。
「今からすればライトヘビー級時代は、普段から無理して食べていたように思います。今は普通に食事をして、減量になると落すようにしています。だからコンディションは良いですね。減量中も今の方が良いです。ちょうどストレスなく、落せる体重なんだと思います。これ以上落すと、またストレスを感じるようになるんじゃないかと。練習でも動けているという感触はあります」
――練習は慧舟會東京道場で引き続き行われているのですか。
「スパーリングはほとんどそうですね。岡見(勇信)選手とか、あとゴールドジムで福田(力)さんと練習させてもらうようになりました」
――少し前に岡見選手が、練習でよく殴られると言っていたのですが、その原因は水野選手にあるようですね(笑)。
「ガンガンやりあっていますね。僕が岡見さんを殴るというのではなくて、お互いに引かなくなってブンブン振り回して(笑)。ある意味、ギリギリの練習ができています。対戦相手によって攻め方が違うので、練習と試合は別モノだとは思うのですが、岡見さんと練習していることは凄く自信になります。『この人よりパワーのある人はいないだろう』って」
――対戦相手のレアンドロ・アタイジに関して、どのような印象を持っていますか。
「パンチは重そうなイメージはありますが、それほどスピードはないですね。それと前に出てくると強そうです。ステップして、パンチを振ることができるので。グラップリングは柔術のチャンピオンなので強いと思いますが、テイクダウンはそこまでは……という気はします。色々練習をしているとは思うのですが、MMAとして固まっていない感じです」
――選手層が厚くなっているOFCですが、ミドル級はそれほどでもない状態です。
「ハイ、この試合に勝つと次が誰なのかなっていう思いもあります。皆が見て楽しい試合をして、ミドル級が注目されるような試合がしたいです。試合間隔が空くのであれば、色んなところで戦いたいとは思いますが、今はしっかりと試合を用意してもらえているので、OFCでミドル級チャンピオンを目指していきます。そのためにも明日は負けられないです」
――日本のファンにここは見て欲しいという部分はありますか。
「そうですね、前の試合と比較すると、急激に打撃が伸びてきた気がするので、そこを見て欲しいです。まぁ、出すことができれば良いのですが……(笑)。頑張ります」
■ ONE FC 15 計量結果
<OFC世界バンタム級選手権試合/5分5R>
[王者] ビビアーノ・フェルナンデス:61キロ
[挑戦者] 上田将勝:61.2キロ
<ライト級/5分3R>
エドゥアルド・フォラヤン:70キロ
朴光哲:69.7キロ
<フライ級/5分3R>
レイ・ドーヨーゲン:56.1キロ
ジョシュア・アルバレス:55.9キロ
<フェザー級/5分3R>
川那子祐輔:65.3キロ
ロブ・リシタ:65.5キロ
<ミドル級/5分3R>
水野竜也:83.6キロ
レアンドロ・アタイジ83.6キロ
<ヘビー級/5分3R>
ジェイムス・マックスウィーニー:109キロ
クリス・ロクテフ:114.5キロ
<フライ級/5分3R>
ジアーニ・スッバ:56.7キロ
ユージーン・トケーロ:56.7キロ
<女子フライ級/5分3R>
アナ・フラトン:56.7キロ
アヤ・サイード:56.4キロ
<女子アトム級/5分3R>
ジュジー・ナガオワ:48キロ
ジート・トッシ:47キロ