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【OFC15】ビビアーノ、健闘・上田に完勝。王座初防衛

2014.05.03

Bibiano vs Ueda

【写真】改めてビビアーノのテイクダウン能力の高さを見せつけた一戦。上田は「バックを取る力が凄かった」と試合後に語っている(C)MMAPLANET

<OFC世界バンタム級選手権試合/5分5R>
[王者] ビビアーノ・フェルナンデス(ブラジル)
Def.3-0
[挑戦者] 上田将勝(日本)

ビビアーノが上田の左の蹴りをキャッチしてテイクダウンを奪う。すぐに立ち上がる上田、ビビアーノはケージに押し込んでテイクダウンを狙うがブレイク。再開後、サウスポーの上田は左のロングフックとインロー、ビビアーノも右ハイキックを蹴る。上田は左ストレートをボディに散らし、ビビアーノは右ミドルと右ストレートで前に出る。上田が左ミドルをビビアーノのボディに蹴るが、ビビアーノは蹴りの引き際にダブルレッグを合わせてテイクダウンを奪う。サイドポジションを取ったビビアーノはニーオンザベリーをうかがいつつパンチを落とす。必死にガードに戻そうとする上田だったが、ビビアーノは鮮やかにマウントポジションを奪うと、上田の動きに合わせてバックに回り込む。終了間際、ビビアーノが腕十字を狙い、上のポジションを取り返した上田がビビアーノをがぶったところでラウンド終了となった。

2R、細かくフェイントを入れて左ボディストレートを打つ上田。お互いに前手で距離を探る展開が続き、ビビアーノが左フック。上田も右フックを返す。ビビアーノは1Rと同じように上田の左ミドルを受けてダブルレッグに入るが上田は倒れない。距離を取る上田は左ミドル、ビビアーノはインローを蹴りながら右ストレートにつなげ、上田のタックルを切ってプレッシャーをかける。上田はバックスピンキックを狙うが、バランスを崩してビビアーノがトップポジションを奪う。立った状態で上田の足をさばきながらパスガードとパンチを狙うビビアーノ。上田が身体を起こしてシングルに入るが、ビビアーノはそれを潰してパンチとヒジ打ち。結果、両者とも立ち上がる。試合がスタンドになるとビビアーノが右ミドルと右ストレート、上田にプレッシャーをかけ続けた。

3R、お互いにミドルを蹴り合う両者。そこからビビアーノが右ストレートで上田を下がらせ、インローを蹴る。上田は距離を取りながら右フック、左ストレート、左ミドル。しかしビビアーノは下がることなくプレッシャーをかけて一気に連打、上田のタックルを切ってバックに回り込む。上田がアームロックを狙うが、ビビアーノがそのままケージに押し付けてブレイクとなった。再開後、上田がインローと左ミドル、ビビアーノは右を振って前に出ていく。さらにビビアーノは右ストレートをボディに振って、上田のバックブローを空振りさせるとすぐにテイクダウン。瞬時にマウントポジションに移行すると、上田のブリッジに合わせて腕十字、そしてバックポジションを奪う。残り40秒、ビビアーノはバックからチョークを狙い続けた。

4R、上田が左ボディストレートと左フック。ビビアーノは上田のインローを流して左フックを返す。パンチで前に出ていくビビアーノ、上田は左ハイキックを狙うが当たらない。ビビアーノは上田のバックブローを空振りさせて組みつき、ケージに押し込む。ブレイク後、上田が左ミドルと左ストレート、前に出てくるビビアーノに右フックを狙う。ペースを乱さないビビアーノ、時折構えをスイッチしながら下がる上田を追いかける。残り1分、ビビアーノが上田の蹴りに合わせて組みつき、ケージ際でテイクダウンの攻防へ。ビビアーノがテイクダウン、そしてサイドポジションを奪った。

5R、自分から前に出ていく上田。インローを蹴ってビビアーノにケージを背負わせるが、すぐにビビアーノはポジションを入れ替える。そして上田のインローに合わせて組みついてテイクダウン、上田はすぐに立ち上がるが、ビビアーノがスタンドのプレッシャーをかける展開はここまでと変わらない。インローと左ミドルを蹴る上田。ビビアーノは右ストレートで上田にケージを背負わせるとダブルレッグでテイクダウン、バックキープする。上田も必死に反転して脱出、試合をスタンドに戻してジャブを放つ。ビビアーノは右フックを打ち、上田のタックルを切るとサッカーボールキック。立ち上がった上田を右ストレートで追いかける。下がる上田は左ミドルを何度も蹴るが、残り1分、ビビアーノが蹴り足をキャッチしてテイクダウン。すぐさまバックに回り込む。ビビアーノはじっくりとポジションをキープし、マウント、バックと完全に上田を制し続けた。判定は文句なしでビビアーノ、圧倒的な強さで王座防衛に成功した。

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