【OFC15】上田将勝 「やるしかないって覚悟は決まっています」
【写真】パブリック計量でも、この堅さ。上田の緊張度合は、芯の強さに通じている (C)MMAPLANET
3日(金・現地時間)にフィリピンはマニラのSMモール・オブ・エイジアで開催されるOFC15「Rise of Hero」で、ビビアーノ・フェルナンデスの持つOFC世界バンタム級王座に挑む上田将勝。
昨年5月にOFCバンタム級GPを制し、約11ヵ月を経て最大の目標であったビビアーノ戦が実現する。この間、練習環境を整え、この一戦に向けて努力を重ねてきた上田、MMAキャリア集大成、流した汗も結実の時を迎える。
――いよいよ明日、ビビアーノ・フェルナンデス戦を迎える上田選手です。今の心境を教えてもらえますか。
「今は計量が終わってホッとし、リカバリーしている途中です。減量もこれまでで一番上手くいきましたし、良いコンディションでここまで来ることが出来ました」
――この2年、目標にしてきたビビアーノと戦うことで、実際に本人を前にして気持ちが昂るようなことはありませんでしたか。
「計量が終わってから、怖さが襲ってきて凄く不安なんですけど、もうやるしかないって覚悟は決まっています」
――上田選手はつねに、試合場でその覚悟を持って怖さをブッ飛ばしたファイトを見せ続けてくれました。
「そうなるように頑張ります。ハイ!!」
――去年の5月から約1年、試合がありませんでした。
「その間にMMAという競技が分かって来て、一番技術的に伸びた期間になりました。去年の9月から取り組んできたことが、少しずつできるようになってきました」
――チーム・オトコギの練習ではつねに映像を撮っていますね。
「家に帰り寝る前にチェックしています。なぜ、やられたのかとか。練習ではテイクダウンもいつもやられてきたのですが、チーム・オトコギの練習で倒されても立つ、倒したら立たせないという練習をやってきました。ずっと練習してきたので試合で出したいです。打撃の方も新しい指導者の方に習い、体の使い方が分かって来て、伸びてきたと思います」
――ビビアーノの攻撃では、どこに一番気を付けて戦おうと思っていますか。
「やはり寝技ですね。寝技が怖いです。テイクダウンをされないように戦い、自分も打撃と組み合わせてテイクダウンを狙っていきたいです」
――ビビアーノの下からの極めは怖くないですか。
「怖いです。でも、対応できると思っています」
――上田選手の集大成の楽しみにしています。
「これが最後と思って、やりますッ!!」
■ ONE FC 15 計量結果
<OFC世界バンタム級選手権試合/5分5R>
[王者] ビビアーノ・フェルナンデス:61キロ
[挑戦者] 上田将勝:61.2キロ
<ライト級/5分3R>
エドゥアルド・フォラヤン:70キロ
朴光哲:69.7キロ
<フライ級/5分3R>
レイ・ドーヨーゲン:56.1キロ
ジョシュア・アルバレス:55.9キロ
<フェザー級/5分3R>
川那子祐輔:65.3キロ
ロブ・リシタ:65.5キロ
<ミドル級/5分3R>
水野竜也:83.6キロ
レアンドロ・アタイジ83.6キロ
<ヘビー級/5分3R>
ジェイムス・マックスウィーニー:109キロ
クリス・ロクテフ:114.5キロ
<フライ級/5分3R>
ジアーニ・スッバ:56.7キロ
ユージーン・トケーロ:56.7キロ
<女子フライ級/5分3R>
アナ・フラトン:56.7キロ
アヤ・サイード:56.4キロ
<女子アトム級/5分3R>
ジュジー・ナガオワ:48キロ
ジート・トッシ:47キロ