【UFC172】一進一退の攻防もホロウェイがフィーリをギロチン葬
<フェザー級/5分3R>
マックス・ホロウェイ(米国)
Def.3R3分39秒by ギロチンチョーク
アンドレ・フィーリ(米国)
右ストレート、そしてエルボーと前に出るフィーリに対し、ホロウェイも右で迎え撃つ。後ろ回し蹴りをホロウェイがボディに決める。フィーリは空振りになったが、勢いのある右アッパーを繰り出す。再度、後ろ回し蹴りを見せたホロウェイに連打を入れたフィーリが、左ジャブで距離感を掴んだが、打撃で攻勢に出る。左ボディフックから右フック、優勢をキープするフィーリ。ホロウェイも右から左を伸ばして前に出る。やや接近戦での打ち合いはフィーリが攻勢、ブロックの上からハイキックも蹴り込む。
ジャブからローを入れ、ホロウェイの右の振りが大きくなったところで、フィーリがテイクダウンに成功する。すぐに立ち上がったホロウェイ、着実にポイントをゲットできたフィーリはこれで構わない。残り40秒、左ハイでヒザを顔面に蹴りこんだホロウェイにフィーリが組みつきケージに押し込む。体を入れ替えながら、ヒジ、ヒザを狙う両者。ここで初回が終了した。
2R、後回し蹴りを受け、動きが落ちたフィーリ。ホロウェイはそのままケージ際でヒザを集中させる。距離を取り直した両者、フィーリはヒザが効かされたか、1Rの勢いはない。ヒザ蹴りだけでなく、パンチも被弾しテイクダウンも切られてしまう。口を開き、肩で息をするフィーリに対し、ホロウェイは左ジャブから右を伸ばす。組みつき際に右ヒザを入れたホロウェイだが、ここはフィーリがテイクダウンに持ち込む。
ホロウェイがリストを取るが、フィーリが切りトップをキープする。早々にブレイクが掛かり、試合がスタンドに戻るとフィーリが右ローを蹴り込む。ホロウェイは後ろ回し蹴りから、組まれてもヒザをボディに入れ、ラウンドを取り返した。
最終回、互いにジャブを見せ、間合いを計る。フィーリが組みつくも、すぐに距離を取り直す。続くシングルレッグを切ったホロウェイが、ヒザを入れると離れて後ろ回し蹴り。直後のダブルレッグも切られたフィーリだが、3度目のトライでトップを取る。ガードを一旦取ったホロウェイは、立ち上がって足払いにトライする。直後に右ストレートをヒットさせたホロウェイは、組んでケージにフィーリを押し込むも自ら距離を取る。
続くダブルレッグを切ったホロウェイ、さらにシングルを切ってギロチンへ。腹這いになったフィーリの起き上がり際にヒザを突き上げたホロウェイは、ケージに押し込まれてもテイクダウンを許さず左のパンチを顔面に入れていく。
体を入れ替え、離れ際に右から左フック、続いて右アッパーを打ちこんだホロウェイが、フィーリのテイクダウンに狙いにギロチンを合わせる。ノーアームギロチンで後方回転、しっかりと腕が喉下に食い込んだフィーリはタップ、これをレフェリーが見落とすと、さらに大きなタップで意思表示し、試合が終わった。